スギnews|第2Q売上高3026億円14.8%・経常利益22.5%の増収増益

スギホールディングス(株)(愛知県大府市、榊原栄一社長)が2021年2月期第2四半期の決算を発表した。

3月~8月の売上高は3025億9800万円(前年同期比14.8%増)、営業利益185億0700万円(25.2%増)、経常利益191億9300万円(22.5%増)、四半期純利益は125億5500万円(20.0%増)と増収増益となった。

営業利益率6.1%、経常利益率6.3%。

ドラッグストア業界ではマスクや消毒用アルコールなどの感染予防商品、食料品や生活用品などの巣ごもり関連商品などの需要が増加した。

一方で、コロナ禍のなか、医療機関への受診抑制による処方せん応需枚数の減少、入国制限によるインバウンド需要の低迷など、取り巻く経営環境については予断を許さない状況が継続している。

同社グループでは従業員のマスク着用、レジおよび服薬指導カウンターへの飛沫感染予防フィルターの設置、店舗出入口への消毒用アルコールの常設など感染予防対策を徹底し、営業活動を継続した。

店舗の営業力強化に向けては、創業以来の強みであるカウンセリング販売の推進、顧客と店舗をデジタルで結ぶスギ薬局公式アプリやスギサポアプリなどのダウンロード促進、患者へのサービス充実に向けた相談体制の強化、服薬フォローやオンライン服薬指導など新しいオペレーションの導入に取り組んだ。

また、更なる生産性の向上に向けて、従業員の働き方や業務の見直しによる人員配置および労働時間の適正化、各種システムの開発・導入によるコスト低減などにも取り組んだ。

関東・中部・関西・北陸エリアへの出店に注力し、64店舗の新規出店、11店舗の閉店を実施した。8月末の店舗数は1340店舗となり、前期末より53店舗増えた。この積極的な出店も売上げに貢献した。

通期では売上高6000億円(10.7%増)、営業利益300億円(0.8%増)、経常利益315億円(0.1%増)、親会社に帰属する当期利益200億円(3.8%減)を見込む。

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