セブン&アイnews|第2Q収益2兆7884億円15.8%減/国内コンビニ10%減

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)の2021年2月期第2四半期は、営業収益2兆7884億0800万円(前年同期比15.8%減)、営業利益1797億3800万円(12.4%減)、経常利益1752億4100万円(13.8%減)、当期純利益725億1900万円(34.5%減)の2桁減収・減益だ。またセブン‐イレブン・ジャパン、セブン‐イレブン・沖縄及び7-Eleven,Inc.における加盟店売上げを含めた「グループ売上高」は、5兆4211億6700万円(前年同期比9.6%減)。また為替レート変動に伴い、営業収益は206億円、営業利益は7億円減少した。

営業収益対比の営業利益率は6.4%、経常利益率は6.3%。

国内コンビニエンスストア事業の営業収益は1182億5600万円(10.7%減)、また直営店と加盟店の売上げを合計したチェーン全店売上高は2兆4454億4400万円(3.4%減)。3月1日からインセンティブ・チャージを見直すなど加盟店支援を強化。しかし新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、外出自粛や在宅勤務によって客数が伸びず、既存店売上げが前年を下回った。

海外コンビニエンスストア事業の北米の7-Eleven, Inc.は、米国内既存店商品売上げが前年を下回った一方、営業利益は、ガソリンの収益性改善もあって、527億0400万円(前年同期比4.4%増)となり、直営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上げは、1兆6,451億3500万円(15.6%減)。8月3日に、米国Marathon Petroleum Corporation から主にSpeedway のコンビニエンスストア事業を取得する契約を結んだ。2021年度第1四半期での取得を予定している。

スーパーストア事業の(株)イトーヨーカ堂の営業収益は造改革実施店舗の収益性改善もあって29億7900万円(前年同期比488.4%増)、(株)ヨークベニマルは巣ごもり消費から109億6400円(75.3%増)。の増収だ。6月1日付でヨークマートから商号変更した(株)ヨークに、首都圏食品スーパーマーケット事業を再編のもと、イトーヨーカ堂から「食品館」15店舗、「ザ・プライス」5店舗を移管している。

百貨店事業の(株)そごう・西武は、首都圏に経営資源を集中するために8月31日に営業不振の4店舗を閉店した。営業損失は新型コロナ対策費用を特別損失に振り替えたこともあり、前年同期と比べ25億2400万円増の36億0300万円に留まった。

専門店事業の営業利益は前年同期比22億6200万円減の81億9700万円の損失。

新型コロナによる影響を受け食品スーパー以外は営業自粛や時短営業、既存店客数減が響いた。

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