PLANTnews｜年商961億円4.3%増･コロナ特需で収益大幅改善

(株)PLANT（福井県坂井市、三ッ田佳史社長）の2020年9月期は、売上高が961億1000万円と前年比4.3％増。営業利益は13億7600万円（前年同期は営業利益700万円）、経常利益は14億8600万円（前年同期は経常利益3000万円）、純利益は10億4400万円（前年同期は当期純損失39億0300万円）と、コロナ特需によって収益は大きく改善した。

営業利益率は1.4%、経常利益率は1.5%。

同社では収益改善を最重要課題として「売上高回復策」「粗利改善策」「経費削減策」の３つに積極的に取り組んだ。売上高回復策では、競合との差別化を図るためにプライベートブランド商品の開発を強化した。

また9月に本部組織改革を行い、専門部署を新設してファッションを中心としたプライベートブランド「TARO&HANAKO」、食品・雑貨の生活必需品を中心とした「よりどころ」を立ち上げている。粗利改善策では、商品構成の見直しや、バイヤーの交渉力強化を進める。そして各種経費の徹底的な見直しを行なっている。