PPIHnews|第2Q売上高8529億円0.7%・経常利益7.7%の増収増益

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2021年6月期第2四半期の業績を発表した。

売上高は8528億6100万円(前年同期比0.7%増)、営業利益が493億2900万円(11.3%増)、経常利益が481億9200万円(7.7%増)、そして当期純利益が326億3800万円(15.1%増)で、第2四半期連結累計期間において過去最高益を更新した。

営業利益率5.8%、経常利益率5.7%。

ディスカウントストア事業の売上高は5793億4500万円(3.3%増)、営業利益は322億5400万円(18.1%増)。主力フォーマットのドン・キホーテは、天候不順、新型コロナウイルス感染症の拡大によるインバウンド需要の消滅やイベント自粛などの影響によって、既存店売上高が12.3%減となった。

また、ファミリー向けフォーマットのMEGAドン・キホーテは、地域密着型の価格設定やサービス対応などが顧客の支持拡大につながったが、新型コロナウイルスの影響もあって、既存店売上高は0.2%増となった。

総合スーパー事業の売上高は2345億3900万円(10.0%減)、営業利益は113億1700万円(13.1%増)。ダブルネーム店にフォーマット転換する店舗があることから、その転換期間の休業によって期中を通した売上高は減少しているが、食品および住居関連品が好調に推移した結果、既存店売上高は5.0%増となった。

テナント賃貸事業の売上高は318億3400万円(7.2%増)、営業利益は74億8900万円(11.1%増)。ディスカウント事業の店舗数増加、稼働状況の改善などにより、好調に推移した。

その他事業の売上高は71億4200万円(5.6%減)、営業損失は18億7500万円(前年同期は4300万円の営業利益)。

(株)ドン・キホーテは「ドン・キホーテ川越東口店」(埼玉県)、「ドン・キホーテ セブンパークアリオ店」(千葉県)、「ドン・キホーテ五所川原店」(青森県)、「ドン・キホーテ新発田店」(新潟県)、「ドン・キホーテ信州中野店」(長野県)、「MEGAドン・キホーテ京都山科店」(京都府)、「ドン・キホーテ松山大街道店」(愛媛県)を新規に開設した。

UDリテール(株)は、ユニーとドンキのダブルネーム転換店として「ドン・キホーテ アピタ宇都宮店」のほか6店舗を開設した。

ユニーの新戦略「New アピタ・ピアゴ構想」に基づき、「APITAプラス岩倉店」、「食の殿堂ユーストア萱場店」、「アピタ御嵩店」、「ピアゴプラス妙興寺店」の4店舗をリニューアルした。

一方、事業効率改善のため、「ドン・キホーテ富士店」を含め5店舗を閉店した。

また11月には、2月にPPIHグループに加わった(株)橘百貨店が運営する「ボンべルタ橘」をリニューアルし、「MEGAドンキ・ホーテ宮崎橘通店」としてオープンした。

海外では、香港3号店となる「DON DON DONKI パールシティ店」を香港島の商業施設「Pearl City」内に出店した。

2020年12月末時点のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループの総店舗数は633店となった。

第1四半期連結累計期間から、棚卸資産の評価方法について会計方針の変更を行っており、前年四半期については、遡及適用後の数値で比較分析を行っている。

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