サンドラッグnews|第3Q売上高は4808億円の増収増益/郊外型店舗が牽引

(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の2021年3月期第3四半期は、売上高が4807億7800万円(前年同期比3.5%増)、営業利益300億0600万円(8.1%増)、経常利益306億6100万円(8.7%増)、四半期純利益207億2500万円(9.1%増)の増収増益。

営業利益率6.2%、経常利益率6.4。

食料品やECの販売強化、プライベートブランド商品の拡充・開発、店舗改装を行う一方で、店舗や物流の運営におけるIT・デジタル化を活用した効率化による「ローコストオペレーション」を進めた。

4月1日付けで完全子会社の(株)サンドラッグファーマシーズを吸収合併している。グループの12月末の店舗数は、ドラッグストア事業888店舗(直営店696店舗、(株)星光堂薬局69店舗、(株)サンドラッグプラス61店舗、フランチャイズ店62店舗)、ダイレックス(株)が担うディスカウントストア事業306店舗の合計1194店舗。

ドラッグストア事業の売上高は3207億2500万円(0.4%減)、営業利益は203億3900万円(2.8%減)。マスク・消毒液などの感染症予防対策商品や食料品・日用品などの巣ごもり消費需要増加などにより、郊外型店舗の売上げは順調に推移した。しかし駅前型、とくに都市部繁華街地域の店舗は、インバウンド需要の消失、テレワークや在宅勤務などによる化粧品の売上げ減、 外出自粛による客数減少などから、売上高は前年同期を下回った。

ディスカウント事業の売上高は1932億7200万円(12.1%増)、営業利益は96億7700万円(41.4%増)。ドラッグストア事業同様、感染予防対策商品、食料品・生鮮食料品などが好調に推移し、売上高が前年同期を上回った。販売促進の自粛、キャッシュレス決済拡大やセミセルフレジ導入の推進など店舗生産性向上による経費削減を進めている。

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