上新電機news|年商4491億円8%増・経常利益86%増の過去最高益

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)の2021年3月期は、売上高が4491億2100万円(前年同期比8.1%増)、営業利益165億5000万円(84.3%増)、経常利益165億5500万円(86.0%増)、純利益88億7300万円(63.8%増)の増収増益だ。

営業利益、経常利益ともに3.7%。経常利益率は前期より1.6ポイントもアップした。

コロナ禍における「テレワーク」「巣ごもり」といった新しい生活スタイルの広がり、政府による定額給付金の消費に対する効果もあり、パソコン、テレビ、洗濯機、クリーナー、空気清浄機などが好調に推移した。またインターネット販売(EC)需要が伸長し、売上高構成比は前年より2.2ポイントアップして16%にまで高まった。

上新電機では、3カ年の中期経営計画「JT-2023経営計画」を発表している。①各種販売チャネルの融合と、②人財ポテンシャルを引き出し、最大活用することを基本方針とする。初年度として諸施策を進めたこともあるが、コロナ特需が業績を押し上げ、過去最高の実績となった。

アウトレット北花田店(大阪府)をはじめ6店舗を出店した一方で、25店舗を撤収した。撤収店舗には、2020年9月7日に公表したドラッグストア業態6店舗の営業譲渡が含まれている。3月末の店舗数は215店舗。

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