ZOZOnews|第3Q売上高1238億円14.1%増・経常利益14.4%増の増収増益

(株)ZOZO(千葉県千葉市、澤田宏太郎社長)が 2022年3月期第3四半期の決算を発表した。

2021年4月1日~12月31日の業績は、売上高1237億7800万円(前年同期比14.1%増)、営業利益387億7900万円(14.8%増)、経常利益387億5600万円(14.4%増)、四半期純利益266億5300万円(12.3%増)と、二桁台の増収増益だった。

営業利益率、経常利益率はともに31.3%と極めて高い。

同社は、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」の運営、ファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っている。

第3四半期の商品取扱高は3755億0600万円(23.4%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は3415億8700万円(13.6%増)となった。差引売上総利益は1166億2000万円(13.3%増)で、粗利率は34.1%となり、前年同期と比較して0.1ポイント低下した。

売上高は、買取・製造販売とUSED(中古)販売、広告事業の成長が奏功し、前年同期比で商品取扱高の成長率を上回り、増収となった。なお、今年度の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)を適用している。

粗利率低下の主な要因は、広告事業の成長やその他売上げの増加による粗利率の改善があったものの、収益認識会計基準等の適用に伴う粗利率の押し下げ影響が上回ったことによる。

販売費及び一般管理費は778億4100万円(12.5%増)、商品取扱高(その他商品取扱高を除く)に対する割合は22.8%と前年同期と比較して0.2ポイント低下した。

TVCM・WEB広告など、積極的に集客施策を実施したこと、「ZOZOGLASS」の無料配布により広告宣伝費(対商品取扱高)が0.9ポイント上昇した。

しかし、①収益認識会計基準等の適用に伴う会計処理の変更により、ポイント関連費(対商品取扱高)が0.5ポイント低下したこと、②物流拠点内の作業効率の向上により、人件費のうち物流関連費(対商品取扱高)が0.3ポイント低下したこと、③クレジットカード決済において、代金回収業者変更に伴う経済条件が改善したことで、代金回収手数料(対商品取扱高)が0.3ポイント低下したこと、④梱包資材(消耗品)の変更により、その他(対商品取扱高)が0.2ポイント低下したことが販管費改善に貢献した。

通期は、売上高1626億円(10.3%増)、営業利益478億円(8.3%増)、経常利益478億円(7.7%増)、当期利益333億円(7.7%増)を見込む。

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