カンセキnews|年商109億円1.8%減・経常利益18.6%減・純損失1.8億円

「ホームセンターカンセキ」「WILD-1(ワイルド・ワン)」などを展開する(株)カンセキ(栃木県宇都宮市、大田垣一郎社長)が2022年2月期決算を発表した。売上高は408億5000万円(前年同期比1.8%減)、営業利益が23億7800万円(24.6%減)、経常利益が23億7000万円(18.6%減)となり、当期純損失が1億7700万円(前年同期は17億9500万円の当期純利益)。主力店舗の業績不振を受けて、18億4800万円を減損損失として計上したことで最終赤字となった。

営業利益率、経常利益率ともに5.8%。

主力のホームセンター事業の営業収益は、179億4100万円(6.2%減)、セグメント利益は5億6400万円(48.3%減)。感染予防対策商品や加湿器、空気清浄機などの動きは前年を下回ったものの、DIY関連商品やガーデン・エクステリア関連商品などの販売は堅調に推移した。2021年10月に栃木県宇都宮市にある「ホームセンターカンセキ雀宮店」でDIYや園芸商品の強化を目的とした全面改装を行った。

アウトドア専門店のWILD-1事業の営業収益は、138億0800万円(1.3%増)、セグメント利益は18億6100万円(12.9%減)。コロナ禍で比較的安全なレジャーとして、アウトドア需要の拡大傾向は続いていて、ソロキャンプ関連用品やフィッシング関連用品が着実に売上げを伸ばした。オンライン販売でも、前年実績を上回るペースが続いたが、海外生産拠点におけるロックダウンや商流の混乱などから、人気プライベートブランド商品の入荷遅延が発生して機会ロスが生じた。9月に「WILD-1前橋みなみモール店(群馬県前橋市)」を新設した。

業務スーパーの専門店事業の営業収益は94億8100万円(2.9%増)、セグメント利益は8億0400万円(10.0%増)。イベントなどの業務需要が減少する一方で、一般の顧客による利用が増加し、業務需要の減少を上回る業況が続いた。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧