セリアnews|年商2081億円3.7%増・経常利益0.0%減の増収減益

100円ショップを全国展開する(株)セリア(岐阜県大垣市、河合映治社長)が2022年3月期の本決算を発表した。

2021年4月1日~2022年3月31日の業績は、売上高2080億8400万円(前期比3.7%増)、営業利益209億1800万円(7.1%減)、経常利益213億4700万円(0.0%減)、純利益143億0100万円(2.9%減)と、増収減益となった。

売上高対比の営業利益率は10.1%、経常利益率は10.3%とともに2桁台だ。

「100円ショップとしての魅力を追求する」をテーマに3つの施策に取り組んだ。

第1に、顧客層拡大を狙いとした商品開発のための体制強化策として、昨年度の大阪市に続き、情報収集を目的として東京サテライトオフィスに商品部スタッフを配置した。第2に、複数出店案件が見込める企業との関係を強化し、未出店地域を重点的に開拓した。第3に、システムを活用した社内全体の効率化を追求した。

セルフレジについては、新機種の選定ができたため、昨2021年7月に導入を再開し、当事業年度において196店舗に導入、設置店舗は3月末時点で258店となった。取り扱いカードの種類を追加したこともあり、利用率は上昇傾向にある。導入店舗は今後も順次拡大していく。

直営店137店舗、FC店1店舗を出店し、直営店46店舗、FC店3店舗を退店した。3月末の店舗数は直営店1833店、FC店43店の合計1876店。

直営既存店売上高については、前期の緊急事態宣言の発令に伴う店舗休業による売上減、宣言解除による売上増の反動があるものの概ね堅調に推移していたが、年末とバレンタイン商戦の繁忙期に降雪の影響を受け、前期比97.9%となった。

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