サンドラッグnews|年商6487億円2.3%増・経常利益9%減/光熱費高騰響く
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の2022年3月期は、売上高が6487億3400万円(前期比2.3%増)、営業利益が340億9600万円(8.7%減)、経常利益347億7900万円(9.0%減)、当期純利益は238億5500万円(5.8%減)の増収減益だ。
営業利益率は5.3%、経常利益率は5.4%。
主力のドラッグストア事業の売上高は4248億2500万円(前期比0.6%増)、営業利益は217億1500万円(13.3%減)。前期の巣ごもり消費需要の反動減、天候不順の影響、駅前型店舗のインバウンド需要長期消失もあった一方で、生鮮食料品の導入など積極的な店舗改装や化粧品需要の減少が一巡したことから、売上高は前期を上回った。
セミセルフレジ・電子棚札を導入して生産性の向上を図ったが、想定以上の原油価格上昇に伴う光熱費の増加で営業利益は前年を大幅に下回った。
ドラッグストア事業946店舗。内訳は直営店が748店舗、(株)星光堂薬局が71店舗、(株)サンドラッグプラスが63店舗、フランチャイズ店が64店舗。
ダイレックス(株)が担うディスカウントストア事業の売上高は2698億8500万円(前期比5.5%増)、営業利益は123億8100万円(0.6%増)の増収・増益。食料品を販売強化したことで売上高は前期を上回った。店舗数は335店舗。
サンドラッググループの総店舗数は1281店舗。