綿半news|年商1145億円・経常利益16.8%減/店舗改装で小売事業0.2%増

綿半ホールディングス(株)(長野県飯田市、野原勇社長)が2022年3月期の本決算を発表した。売上高が1145億円、営業利益24億0100万円(26.8%減)、経常利益29億3600万円(16.8%減)、純利益は22億0400万円(14.8%増)となった。

同社は小売事業と建設事業を展開する。小売事業はスーパーセンター、ホームセンター運営の(株)綿半ホームエイドとスーパーセンター、ホームセンター運営の(株)綿半Jマート、そしてドラッグストア・調剤薬局運営の(株)綿半ドラッグで構成される。

営業利益率は2.1%、経常利益率は2.6%。

小売事業は積極的な店舗改装による売上増加があった一方、巣ごもり需要の反動減や天候不順の影響もあり、セグメント売上高は765億7400万円(前年比0.2%増)、セグメント利益は18億1500万円(22.0%減)。

2021年9月に八田店、12月に長坂店、2022年3月に起店および長池店をリニューアルした。起店では、漁港直送の鮮魚にこだわった「綿半魚類 一宮漁港」に売場を刷新し、新規顧客を獲得している。また長池店では、店内総菜売場を大型アップデートし、シェフが調理するライブキッチンを取り入れ、長野県初の「グローサラント」を導入した。

2020年11月にグループ入りした綿半ドラッグ(2021年12月に株式会社ほしまんから商号変更)との連携により、今年度は新たに大型スーパーセンター4店舗に医薬品コーナーを導入した。

一方、物流コストを削減する取り組みとして、首都圏での家具家電の配送・取付サービスを開始した。また長野と松本にある青果センターでは、パッキングから配送までを一貫して行う体制に整備したことにより、物流の効率化を推進した。

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