セリアnews|第1Q売上高525億円1.0%増・経常利16.8%減の増収減益

100円ショップを全国展開する(株)セリア(岐阜県大垣市、河合映治社長)が2023年3月期第1四半期の決算を発表した。

4月1日~6月30日の業績は、売上高525億0600万円(前年同期比1.0%増)、営業利益43億7200万円(17.0%減)、経常利益43億9400万円(16.8%減)となり、四半期純利益は29億6900万円(15.8%減)の増収減益だ。

営業利益率8.3%、経常利益率8.4%と高い。

直営既存店売上高は、前年の巣ごもり需要の反動によって、当第1四半期は前年同期比96.4%と、ほぼ見込み通りの進捗となった。主要経営指標については、売上原価率は、円安や原材料コスト上昇の影響により、57.2%と前年同期比0.4ポイント上昇した。また、販売費および一般管理費についても、既存店売上高が前年同期を下回ったことなどによって、売上高に対する比率が1.4ポイント上昇したため、当第1四半期累計期間の売上高営業利益率は8.3%(前年同期10.1%)となった。

「試練を乗り越え、勝ち残る」をテーマに3つの施策に取り組んだ。
第1に、低原価商品の開発に注力し、原価上昇抑制に努めた。第2に、複数出店案件が見込める企業との関係強化と未出店地域を重点的に開拓した。第3に、システムを活用した社内全体の効率化を追求した。

セルフレジは当第1四半期累計期間に121店舗に導入、設置店舗数は6月末時点で379店舗となった。利用率は上昇傾向にあり、導入店舗は今後も順次拡大していく。

直営店33店舗を出店し、直営店10店舗、FC店1店舗を退店した。6月末時点の店舗数は直営店1856店、FC店42店の合計1898店。

通期は、売上高2168億円(4.2%増)、営業利益175億円(16.3%減)、経常利益175億円(18.0%減)、当期純利益119億円(16.8%減)を見込む。

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