アルペンnews|’22年6月期売上高2323億円0.4%減・経常利益46.6%減

(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2022年6月期決算を発表した。

グループの売上高2323億3200万円(前年同期比0.4%減)、営業利益71億5300万円(52.6%減)、経常利益89億8800万円(46.6%減)、当期純利益53億1000万円(50.7%減)となった。

営業利益率は3.1%、経常利益率は3.9%。

スポーツ用品小売業界においては、新型コロナ感染症の影響で、部活動や各種行事が制限されたことの影響で需要の停滞が続く領域がある一方、ゴルフなどは好調に推移しており、カテゴリによって動向が大きく異なっている。

このような状況のもと、同社グループでは消費環境の変化にいち早く対応すべく、ECサイトのサービス拡充や利便性の向上、自社ポイントプログラムの会員数拡大、店舗とECの連携強化などのデジタル領域の強化を引き続き進めている。

店舗においては、大型旗艦店を始めとした複数の新規出店でシェア拡大を図るとともに、店舗スタッフの専門性を高める教育によって販売力の向上に取り組んだ。また、販促面においても、創業50周年を記 念した企画の打ち出しを進め、売上高の確保に注力した結果、売上高は前年とほぼ同水準となった。

商品部門別では、ゴルフ用品とウインター用品の既存店売上高が前年実績を上回った。ゴルフ用品は密回避のスポーツとしてプレー人口が増加したことによる好調な市場環境が継続している。売上げの中心となるゴルフクラブの需要が引き続き堅調に推移したほか、品揃えを強化しているゴルフアパレルについても好調に推移した。ウインター用品は、雪に恵まれたことでスキー・スノーボード市場は堅調な推移を示したものの、在庫量が限られたこともあって、売上げの伸びは限定的となった。

「アルペン」6店舗、「スポーツデポ」5店舗、「ゴルフ5」3店舗を出店し、「アルペン」2店舗、「スポーツデポ」2店舗、「ゴルフ」1店舗を閉鎖した。6月末の店舗数は「アルペン」56店舗、「スポーツデポ」148店舗、「ゴルフ5」196店舗、「その他」3店舗の計403店舗となった。売場面積は4101坪増加し25万3888坪となった。

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