アインnews|第1Q売上高815億円8.6%増/5月にファーマシィHD子会社化
(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2023年4月期の第1四半期決算を発表した。
売上高は814億7000万円(前年同期比8.6%増)、営業利益27億5300万円(5.4%増)、経常利益30億8900万円(7.9%増)、四半期純利益17億0400万円(30.2%増)で、増収増益となった。
営業利益率は3.4%、経常利益率は3.8%。
同社は5月23日、全国に調剤薬局約100店舗を展開する(株)ファーマシィホールディングスの全株式を取得し、子会社化した。これにより同グループの薬局総数は1210店舗となった。
事業別の業績を見ていく。
ファーマシー事業では全国約800の薬局で抗原・PCR検査を無料実施に対応しているほか、ほぼ全店で抗原検査キットを取り扱っている。また地域薬局として、専門医療機関連携薬局や地域連携薬局、地域の薬局等と必要な情報連携の検討や、研修会の共同開催等、薬局間の連携強化についての取り組みを推進している。セグメント売上高は724億8200万円(前年同期比8.5%増)、セグメント利益は47億3100万円(3.0%減)となった。
リテールのコスメ&ドラッグストア事業は、商品力の強化や魅力的な売場づくり、確実に収益が見込める立地への出店、コスト適正化を進めた。セグメント売上高は60億8600万円(20.2%増)、セグメント利益は1億6400万円(前年同期は5億0300万円の損失)となった。第1四半期は2店舗を出店、1店舗を閉店し、コスメ&ドラッグストアの総数は79店舗。
その他の事業は売上高29億2000万円(7.1%減)、セグメント利益は400万円(同63.3%減)となった。