スギnews|第2Q売上高3324億円・経常利益167億円

スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)が2023年2月期第2四半期の決算を発表した。

3月1日~8月31日の連結累計期間の業績は、売上高3324億1100万円(前年同期は3149億5500万円)、営業利益154億5500万円(161億3100万円)、経常利益156億7000万円(166億7800万円)、四半期純利益89億7700万円(98億3600万円)だった。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2023年2月期の売上高は、収益認識会計基準等を適用した後の数値となっているため、前年同期との増減額および前年同四半期比(%)は記載していない。

営業利益率は4.6%、経常利益率は4.7%。

ドラッグストア業界では、4月に実施された薬価および一部調剤報酬の大幅な引き下げ、感染再拡大による処方せん応需の伸び悩みや、出店競争のさらなる激化など、経営環境は厳しさを増している。

今期のスギグループでの具体的な取り組みとして、調剤領域の拡大に向けて新規開局を進めるとともに、調剤利用率の向上を目的とした物販顧客に対する店頭およびアプリでの告知強化、伸長する処方せん応需に対応するための調剤室および調剤待合室の拡張改装、生産性改善に向けた薬剤師から医療事務へのタスクシフトの推進などが挙げられる。

物販領域では、健全な店舗ポートフォリオの維持・構築を目的とした既存店舗の改装を推進するとともに、商品展開の見直しなどによる店舗の活性化、アプリ・チラシなどによる販売促進策の強化に取り組んだ。また、個店別のキメの細かい人員の配属・時間管理、DXによる店舗作業の削減、各種節電対策など生産性の改善にも取り組んだ。

店舗面では、引き続き、関東・中部・関西・北陸エリアへの出店に注力した。新規出店は41店舗、閉店が7店舗、既存店の競争力強化に向けて158店舗の改装を実施した。年度末店舗数は1517店舗となった。

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