AOKInews|第2Q売上高755億円(21.2%増)・経常16億円/損失から回復

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、東英和社長)が2023年3月期第2四半期の決算を発表した。

売上高755億9500万円(前年同期比21.2%増)、営業利益20億1700万円(前年同期は営業損失30億9400万円)、経常利益16億7600万円(前年同期は経常損失34億3600万円)、四半期純利益5億8600万円(前年同期は四半期純損失37億7600万円)だった。

今年8月に、東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約をめぐる贈収賄事件で青木拡憲前会長ら3人が逮捕されたが、会社は増収増益で、損失から脱した。

営業利益率は2.7%、経常利益率は2.2%。

主要セグメント別の経営成績は以下の通り。
ファッション事業は、サマーフォーマル、クールビズ関連、レディース及びカジュアル衣料関連商品が好調に推移したことにより、売上高は361億9000万円(18.9%増)、営業利益は2億1800万円(前年同期は営業損失32億4200万円)と増収増益となった。
店舗面では、営業効率改善のためAOKIで4店舗、ORIHICAで2店舗を閉鎖した。6月末の店舗数は604店舗(前期末610店舗)。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高42億0800万円(2.2%減)、営業損失2900万円(前年同期は営業損失1億4800万円)となった。
販促強化の一環としてWEBやSNSを活用した効率の良い集客施策を実施した。

また、顧客の声をもとに「チャペルウエディング」、「ファミリーウエディング」や「フォトウエディング」など、それぞれのウエディングスタイルとアイテムの磨き上げ等の諸施策を実施したが、減収減益となった。

エンターテイメント事業の売上高は157億6100万円(23.5%増)、営業利益は3億0500万円(前年同期は営業損失5億5300万円)と増収増益となった。

複合カフェの快活CLUBでは、寺島文庫のオリジナル動画配信や一部全国紙電子版の無料読み放題などのビジネス関連コンテンツを提供し、引き続き「日本全国どこでもオフィス」プロジェクトを推進した。また、秋グルメの新メニューや三田製麺所監修の「油そば」の発売など飲食メニューの充実を図った。

カラオケのコート・ダジュールでは、ソフトクリーム食べ放題やキッズ向けキャンペーンの実施などファミリー向けのサービスを強化した。店舗面では、複合カフェの快活CLUBで4店舗、FiT24で20店舗を新規出店した。一方で、「自遊空間」を展開するランシステムを新たに連結子会社化することでノウハウ共有による業態転換および営業効率改善の実施で、快活CLUBで6店舗、コート・ダジュールで8店舗を閉鎖した。

第2四半期末の店舗数は838店舗(前期末708店舗)。

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