スギnews|第3Q売上高4960億円・経常利益234億円

スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)が2023年2月期第3四半期の決算を発表した。

3月1日~11月30日の連結累計期間の業績は、売上高4959億9100万円(前年同期は4665億2800万円)、営業利益219億0000万円(232億8100万円)、経常利益233億9300万円(240億1500万円)、四半期純利益141億6600万円(147億5500万円)だった。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2023年2月期の売上高は、収益認識会計基準等を適用した後の数値となっているため、前年同期との増減額および前年同四半期比(%)は記載していない。

営業利益率は4.4%、経常利益率は4.7%。

ドラッグストア業界では、4月に実施された薬価および一部調剤報酬の大幅な引き下げ、感染再拡大による処方せん応需の伸び悩みや、出店競争のさらなる激化など、経営環境は厳しさを増している。

このような環境のもと、スギグループでは、調剤領域において、新規開局を進めるとともに、近隣医療機関への営業の強化、伸長する処方せん応需に対応するための調剤室・調剤待合室の拡張改装、お薬手帳アプリのOEM化による利便性向上などに取り組んだ。

また、生産性改善に向け、薬剤師から医療事務へのタスクシフトの推進および個店別の適正人員配置などに取り組んだ。

物販領域では、健全な店舗ポートフォリオの維持・構築を目的とした既存店舗の改装を推進した。さらにアプリ・チラシなどによる販売促進策の強化、個店別のキメの細かい人員配置・時間管理、DXによる店舗作業の削減、各種節電対策など生産性の改善に取り組んだ。

店舗面では、66店舗の出店と16店舗の閉店を行った。また、既存店舗の競争力強化に向けて224店舗の改装を実施した。これにより、第3四半期末における店舗数は1533店舗(前期末比50店舗増)となった。

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