アルペンnews|第3Q売上高1789億円7.8%増・経常利益19.0%減

(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2023年6月期第3四半期の決算を発表した。

2022年7月1日~2023年3月31日の業績は、売上高1789億2800万円(前年同期比7.8%増)、営業利益31億7400万円(19.4%減)、経常利益43億2800万円(19.0%減)、四半期純利益29億3000万円(11.1%減)の増収減益だった。

営業利益率は1.8%、経常利益率は2.4%。

同社グループは、新規出店に加え、既存店における商品構成の見直しや、売場改装などの実店舗の強化を進めており、店舗スタッフの専門性を高める教育などの人材に対する取り組みも一層強化し、売上げの向上に努めてきた。また、ECサイトのサービス改善や、店舗との連携強化、アプリ会員への情報発信の充実など、デジタル領域の強化も引き続き進めている。

ゴルフ用品の既存店売上高は前年実績を上回る結果となりました。 行動制限の緩和で旅行や他のレジャーが回復していることを受け、需要の勢いには減速感が見られているが、取り扱いを強化しているアパレルや小物関連の販売が好調で底堅い推移となった。

競技・一般スポーツ用品、スポーツライフスタイル用品では、既存店売上高も前年実績を上回る結果となった。コロナ感染者数の落ち着きとともにスポーツ活動の再開が進んだことで、全体的に需要回復が強まっている。また、サッカーワールドカップなどの世界的なスポーツイベントがあったことも追い風となった。

アウトドア用品の既存店売上高は前年実績を上回る結果となった。キャンプ市場については、需給バランスの崩れた難しい販売状況が続いているが、アウトドアアパレルなどのキャンプ以外のアイテムは堅調に推移した。ウインター用品の既存店売上高は前年実績を上回った。12月から1月にかけて一定の降雪があり、スキー・スノーボード需要が高まったことに加え、商品構成や展開店舗の見直しを行ったことが奏功した。

「スポーツフォーマット」2店舗、「ゴルフフォーマット」1店舗、「アウトドアフォーマット」1店舗を出店し、「スポーツフォーマット」3店舗、「ゴルフフォーマット」1店舗、その他2店舗を閉鎖した。3月末時点の店舗数は「スポーツフォーマット」183店舗、「ゴルフフォーマット」196店舗、「アウトドアフォーマット」21店舗、その他1店舗の計401店舗。

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