マツキヨココカラnews｜第2Q売上高5078億円9.2％増･経常利益30.8%増

(株)マツキヨココカラ＆カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2024年3月期第2四半期の決算を発表した。

4月1日～9月30日の連結業績は、売上高5077億6600万円(9.2%増)、営業利益375億5400万円(32.6%増)、経常利益400億6800万円(30.8%増)、当期純利益258億3800万円(39.6%増)。

営業利益率7.4%、経常利益率7.9％。

PB(プライベートブランド)商品については、パーソナライズを基軸にした新発想のヘアケアブランド「MQURE(エムキュア)」の販売を開始するとともに、順次新商品の展開を進めている。また、自社オンラインストアの店舗配送サービス「マツキヨココカラＱ(キュー)」が本稼働するとともに、2023年６月からマツモトキヨシグループとココカラファイングループのポイントサービス機能を統合し、１枚のカードで両グループ店舗のポイント付与と使用が相互で利用できるように利便性の向上を図った。

マツモトキヨシグループ事業の売上高は3126億7800万円(13.2％増)。セグメント利益は247億2000万円(31.5％増)。デジタルと店舗網を活用した商品を届ける仕組みづくり、さまざまな買物スタイルの提供など、利便性を追求していくことで、顧客により深く寄り添う営業顧客の利便性を追求している。

PB商品では、｢matsukiyo」から男性向け韓国スタイルのメイクシリーズ「iisam(イイサム)」の展開をスタートしたほか、｢matsukiyoLAB」からアスリートラインとサステナブルロカボラインを、｢ザ・レチノタイム」｢レプリカノーツ」からそれぞれ新商品を発売した。

調剤薬局数は427店舗。厚生労働省の認可を受けた健康サポート薬局は37店舗となった。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗は212店舗まで拡大した。

グローバルでは、海外SNSの活用やグローバル会員獲得、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発に積極的に取り組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域での事業規模拡大とプレゼンス向上を目指している。月末時点の海外店舗数は、タイ王国で23店舗、台湾で22店舗、ベトナム社会主義共和国で7店舗、香港で7店舗の合計59店舗となった。

ココカラファイングループ事業の売上高は1939億2600万円(3.4％増)。セグメント利益は111億9300万円(20.2％増)。｢利便性の追求-お客様との繋がりの深化」｢独自性の追求―体験やサービス提供の新化」｢専門性の追求―トータルケアの進化」の３つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループ事業と同様の取り組みを実行した。9月末時点で、調剤薬局数は524店舗、健康サポート薬局数は103店舗となった。

国内では56店舗を新規出店し、34店舗を閉店した。その結果、9月末時点におけるグループ店舗数は3431店となった。