ゲンキーnews|第3Q売上高1365億円、経常利益67億円/食品比率68.8%
Genky DrugStores(株)(福井県坂井市、藤永賢一社長)が2024年6月期第3四半期の決算を発表した。
2023年6月21日~2024年3月20日の連結業績は、売上高1365億8700万円(前年同期比10.0%増)、営業利益64億9400万円(36.5%増)、経常利益66億8800万円(32.5%増)、当期純利益44億5600万円(34.5%増)だった。「令和6年能登半島地震」に起因する災害による損失1億1000万円の特別損失を計上したが、大幅な増収増益となった。
営業利益率4.8%、経常利益率5.0%。
ゲンキーグループは「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに、地域シェアを高めるためドミナントエリアの構築を進めている。また、顧客の節約志向に応えるため、青果や精肉などの生鮮食品の品揃えを強化するとともに、生活必需品のディスカウントに尽力した。地震の被害を受けた石川県能登地方においては、被災翌日から全店で営業を再開したほか、現在は、被災した店舗や施設の復旧に取り組み、地域住民の生活を支え、安心して買物をしてもらえる環境を再び整えることに全力を注いでいる。
ゲンキーは300坪クラスの標準店「R店(レギュラー店)」と、150坪~900坪の「大型店」の2フォーマットを展開している。そのフォーマット別の売上高を見ると、「R店」は1095億6800万円、「大型店」は268億0900万円、「その他」2億0900万円だった。
また、商品別売上高の内訳では、「食品」940億1500万円、「雑貨」169億2700万円、「化粧品」131億1700万円、「医薬品」115億2700万円、「その他」9億9900万円。売上高に占める食品構成比率は68.8%と、第2四半期までの68.7%から0.1ポイント上がった。
R店を滋賀県に3店舗、愛知県に2店舗、福井県に2店舗、石川県に2店舗、岐阜県に1店舗出店した。また、大型店を6店舗閉店し、3店舗をR店へ改装した。3月20日時点の店舗数は、R店365店舗、大型店48店舗の計413店。