エディオンnews|年商7211億円0.1%増・経常利益9.9%減/季節家電好調
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)が2024年3月期の本決算を発表した。
2023年4月1日~2024年3月31日の業績は、売上高7210億8500万円(前期比0.1%増)、営業利益169億2900万円(11.8%減)、経常利益173億3900万円(9.9%減)、純利益90億2100万円(20.8%減)と増収減益となった。
営業利益率は2.3%、経常利益率は2.4%。
テレビなどの映像家電が、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行で外向き消費が増加した影響を受け低調に推移した。また、パソコンなどの情報家電は、前年に買い替え需要があったこともあり、売上は減少した。一方、エアコンなどの季節家電は記録的な猛暑により前年を上回ったほか、法改正で駆け込み需要があった携帯電話や、ゲーム・玩具などは売上が伸長した。
企業グループにおいて、経営資源の適切な再配分と企業価値の向上を目指し、グループ再編を推進。2022年10月に(株)EDIONクロスベンチャーズが(株)Hampsteadを吸収合併し、さらに2023年10月に物流・配送サービスを行う(株)ジェイトップが(株)e-ロジを吸収合併している。また、2024年3月の取締役会において、同社は100%子会社の(株)サンキューを2025年4月1日付で吸収合併する事を決議している。
店舗展開では横浜市西区の複合商業施設「CeeU Yokohama」内に同社最大級の店舗となるエディオン横浜西口本店を新設した。家電直営店としてはエディオン横浜西口本店を含む9店舗を新設、6店舗を移転、3店舗を閉鎖し、非家電直営店としては2店舗を閉鎖した。また、フランチャイズ店舗は10店舗の純減少となった。
3月末時点の店舗数はフランチャイズ店舗748店舗を含めて1202店となった。
次期(2025年3月期)は、売上高7500億円(前期比104.0%)、営業利益190億円(112.2%)、経常利益195億円(112.5%)、当期純利益は110億円(121.9%)を見込む。