サンドラッグnews|売上高7518億円8.9%減・経常利益417億円9.4%増
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の2024年3月期決算は売上高7517億7700万円(前期比8.9%増)、営業利益409億9600万円(9.5%増)、経常利益417億2800万円(9.4%増)、当期純利益291億2600万円(13.3%増)。
営業利益率は5.5%(5.4%)、経常利益率5.6%(5.5%)。( )は前年数値。
グループ全体の施策では積極的な新規出店・改装を実施した。経費面では、さらなる生産性向上を図るべくデジタル化(省人化)等に取り組み、継続してエネルギーの使用量抑制に努めた。
また、2023年11月29日には競争力強化を目指し、BCPEKNIGHT HOLDINGS CAYMAN,L.P.と資本提携契約を締結し、2024年2月29日には(株)キリン堂ホールディングスを持分法適用会社とした。
グループ全体の出店状況は、110店舗を新規出店し、114店舗で改装をした。一方、17店舗を閉店した。
期末のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業1080店舗(直営店832店舗、(株)星光堂薬局78店舗、(株)サンドラッグプラス72店舗、(株)大屋60店舗、フランチャイズ等38店舗)、ディスカウントストア事業393店舗(ダイレックス(株)393店舗)の合計1473店舗となった。
事業別の状況では、ドラッグストア事業が、インバウンド需要が下期時点でコロナ禍前水準の約75%程度まで回復していることに加え、外出機会の増加による化粧品や風邪薬需要の回復により既存店売上高が堅調に推移した。また、積極的な新規出店等により、売上高が前期を上回った。
出店では、76店舗を新規出店し、99店舗を改装し活性化を進めた。以上の結果、ドラッグストア事業の売上高は4914億1400万円(8.8%増)、営業利益は257億700万円(8.6%増)となった。
ディスカウントストア事業は、原材料価格の高騰に伴う食品価格の上昇により、食品部門が大幅に伸長し、既存店の売上高前期比を3%押し上げた。出店などの状況は、34店舗を新規出店し15店舗を改装し活性化を図った。ディスカウントストア事業の売上高は3138億3800万円(8.8%増)、営業利益は152億8800万円(10.9%増)となった。