やまやnews|売上高1603億円5.0%減・経常利益64億円116.7%増

(株)やまや(宮城県仙台市、山内英靖社長)の2024年3月期決算は売上高が1603億3500万円(前期比5.0%増)、営業利益が63億1900万円(122.7%増)、経常利益が64億0200万円(116.7%増)、当期純利益が36億1700万円(87.4%増)。

期末時点の店舗数は酒販事業352店(1店増)、外食事業636店(32店減)、グループ合計店舗数988店(同31店減)。

事業別の概況では酒販事業は、酒販専門店として、引き続き顧客の視点に立ち、顧客ニーズにあった店づくり、品揃えとサービスの拡充を推進した。トータルコストの低減に努め、経営基盤の強化と経営効率の向上に取組み続けた。引き続き、インバウンド需要のさらなる取込みを目指した改装の推進とともに、店舗年齢の高い既存店の活性化を積極的に推し進め、 リニューアル・アンド・ビルドによる顧客接点の質的向上を図る。改装は小規模なものを含め、約50店舗で進める。

電力高騰対策としては、省エネ設備の導入や、性能が上がったLED照明への更新を行う。また、安全対策として、PAS・変圧器等の高圧受電設備の改修も進める。

外食事業では、需要が回復しつつあるが、やまやでは不安定な国際情勢等による原材料、エネルギー価格の上昇や物流費の高騰、人手不足など、経営環境は今後も不透明な状態が続くものと想定している。こうした環境に対応するため、メニューミックス、各種経費の見直し、生産性向上への取組みを継続するとともに、顧客に選ばれる店に向けて、人財教育・訓練体制の強化と従業員満足度向上に取り組む。

2025年3月期の連結業績は、売上高1660億円(3.5%増)、営業利益64億円(1.3%増)、経常利益65億円(1.5%増)、当期純利益37億円(2.3%増)を見込む。

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