神戸物産news｜第2Q売上高2481億円11.8%増･経常利益36.7%増

業務スーパーを展開する(株)神戸物産(兵庫県加古川市、沼田博和社長)が2024年10月期第2四半期の決算を発表した。

2023年11月1日～2024年４月30日の業績は、売上高2481億2300万円(前年同期比11.8％増)、営業利益177億2000万円(25.4％増)、経常利益180億3600万円(36.7％増)、四半期純利益123億4500万円(35.5％増)だった。

営業利益率7.1％、経常利益率7.3％。

神戸物産グループは「食の製販一体体制」のさらなる強化というグループ目標のもと、食品製造工場の生産能力の増強や積極的な商品開発を行い、グループ全体の競争力を高めてきた。そして、顧客のニーズを捉えた施策を実施し、高品質で魅力のある商品をベストプライスで提供している。

中核事業である業務スーパー事業は、売上高が2394億3600万円(11.3％増)。国内グループ工場で製造するオリジナル商品や、世界の本物をコンセプトに自社で直輸入しているプライベートブランド商品を中心にベストプライスで販売する。

｢業務スーパー」の出店状況は、出店23店舗、退店9店舗で14店舗増え、総店舗数は1062店舗となった。 新規出店の内訳は、直轄エリア17店舗、地方エリア6店舗。なお、これまで地方エリアであった鹿児島県を2024年４月から直轄エリアに変更している。

経営成績については、為替の急激な変動や物価高騰を理由とした仕入れコストの上昇による個人消費の落ち込みを背景に、消費者の節約志向が高まったことで業務スーパーの低価格商品を求める顧客の来店につながったこと、またメディア露出やSNSの影響もあって業績が拡大した。

外食・中食事業の売上高は、65億3900万円(25.2％増)。日本最大級の大型バイキングチェーン「神戸クック・ワールドビュッフェ｣の出店状況は、出店1店舗で総店舗数は15店舗、焼肉オーダーバイキングの「プレミアムカルビ｣の出店状況は出店1店舗で総店舗数は21店舗、店内手づくり・価格にこだわった惣菜店「馳走菜(ちそうな)」の出店状況は、出店7店舗で総店舗数は121店舗。