PLANTnews |24年9月期/売上高986億円1.1%増・経常利益23.2%増

(株)PLANT(福井県坂井市、三ッ田佳史社長)が2024年9月期の本決算を発表した。

2023年9月21日~2024年9月20日の売上高は985億8500万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は21億2800万円(35.6%増)、経常利益は22億4900万円(23.2%増)。当期純利益は、建物等の固定資産の一部について「固定資産の減損にかかる会計基準」に基づき、特別損失として減損損失15億7500万円を計上したため、3億6500万円(99.5%増)となった。

営業利益率2.2%、経常利益率2.3%。

同社は収益力の強化を最重要課題とし、進行中の中期経営計画(2026年9月期まで)において、①PB商品の開発強化、②R-9(R=Revolution 人件費9億円削減)に取り組んでいる。

①PB商品の開発強化
PLANTにしかない価値あるPB商品を開発し、目的来店性・粗利率アップを図る。5月21日にはPB開発本部を設置し、アパレルを中心に商品開発の強化を行っている。商品開発の強化に加えて販売や宣伝との連携「商販宣の連携」による価値の発信を強化する取り組みを進めている。

②R-9(人件費9億円削減)
人口減による人手不足・労働単価上昇への対応として機械化などを推進し業務の合理化を図る。当事業年度には全23店舗でセルフレジ導入を完了し、レジに関わる人件費の削減を図っている。

また精肉部門では輸送態勢の見直しを実施し、チャンスロス・廃棄ロスの削減と店舗での作業時間の短縮を図るため、プロセスセンターの2025年9月期の稼働開始に向けた準備を進めた。

2014年3月に開店した「PLANT善通寺店」は、店舗・設備の老朽化により6月16日に閉店した。

2025年9月期は、売上高978億円(0.8%減)、営業利益24億5000万円(15.1%増)、経常利益25億5000万円(13.4%増)、通期純利益17億円(364.9%増)を見込む。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧