イオンモールnews|第3Q営業収益3327億円6.0%増・経常利益9.3%増
イオンモール(株)(千葉市美浜区、岩村康次社長)が2025年2月期第3四半期の業績は、営業収益3327億2900万円(対前年増減率6.0%増)、営業利益381億9300万円(11.9%増)、経常利益297億4200万円(9.3%増)、四半期純利益122億7900万円(16.5%減)。
営業利益率11.5%(10.9%)、経常利益率8.9%(8.7%)。( )は前年数値。
営業収益は2562億5400万円(103.2%)、営業利益は302億7700万円(117.2%)となりました。既存モール専門店売上高が前期比106.0%(対象92モール)と伸長し、歩合賃料収入が大きく増加したことで、2ケタ増益した。
既存モールでは収益力強化に向けた取り組みとして、3月29日にイオンレイクタウンのLake Town OUTLET(埼玉県)、4月19日にイオンモール太田(群馬県)を増床リニューアルするなど期中は既存11モールのリニューアルを実施した。
今期は新規物件のオープン予定はないが、イオンモール須坂(長野県)、イオンモール仙台上杉(宮城県)で2025年度の新規オープンに向けて準備を進めている。
国別の概況では、中国は、既存モールでは、新たな来店動機創出と来店頻度向上に向けて、出店立地のマーケットに応じたリニューアルを積極的に実施する。中国は営業収益504億2700万円(116.2%)、営業利益は42億7600万円(79.9%)となった。
既存モール専門店売上高が前期比101.3%(対象21モール)と伸長したことによる歩合賃料収入の増加、新規モール開設による効果で増収となったが、前期に閉店したモールの利益減少および新規モールの赤字等の影響もあり、営業減益となった。
新規物件では、6月1日に浙江省2号店イオンモール杭州銭塘(浙江省杭州市)、9月12日に湖南省初出店となるイオンモール長沙星沙(湖南省長沙市)をオープンした。
ベトナムは営業収益124億6000万円(113.7%)、営業利益34億3400万円(119.3%)となった。既存モール専門店売上高が前期比107.5%(対象6モール)となり、増収増益となった。
カンボジアは営業収益68億7400万円(111.1%)、営業利益は2000万円(6.4%)となった。既存モール専門店売上高は前期比100.3%(対象3モール)と増収となったが、集客回復のための販促活動強化に伴う費用増加により減益となった。
インドネシアは営業収益71億5200万円(134.3%)、営業利益は1億7900万円(前第3四半期連結累計期間は2億3600万円の損失)となった。既存モール来店客数は前期比108.7%(対象4モール)と伸長したことに加え、既存モールの空床改善による増収効果もあり、前期比4億1500万円の利益改善となり、黒字化した。