ヤマダnews|第3Q売上高1兆1937億円1.9%増・経常利益431億円1.0%増

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会⻑兼社⻑CEO)の2025年3月期第2四半期の決算は売上高1兆1936億5400万円(前年同期比1.9%増)、営業利益393億3100万円(1.5%増)、経常利益430億6900万円(1.0%増)、四半期純利益253億9800万円(5.4%減)となった。

営業利益率3.3%(3.3%)、経常利益率3.6%(3.7%)。( )は前年同期数値。

主なセグメントの状況では、デンキセグメントが、「くらしまるごと」戦略の強化として、くらし体験・体感・完結型店舗「LIFE SELECT」の展開を推進している。2024年10月には神奈川県平塚市に「Tecc LIFE SELECT 湘南平塚店」、2024年11月には富山県高岡市に「Tecc LIFE SELECT 高岡店」をオープンした(2024年12月末現在 全国35店舗)。

LIFE SELECTをコアに、リフォームや家具・インテリア、ネット・TVショッピング、法人事業等で新たな増収・増益体制の構築に努めている。

また今期は、期初から猛暑及び年末にかけて厳寒となった影響で、季節家電の需要が大きく伸長した。デンキセグメントの売上高は9789億4000万円(1.2%増)、営業利益は 343億6200万円(3.7%減)の増収・減益。

住建セグメントの売上高は1993億1700万円(5.8%増)、営業利益21億1800万円(170.3%増)の増収・増益。主な住建会社別実績では、ヤマダホームズは売上高662億0900万円(17.4%増)、営業損失3億0800万円(前年同期比で20億7400万円の改善)となり、前期からの改革及び積極的広告投資が奏功し、住宅事業・中古買取事業等が好調に推移した。

特に、ヤマダデンキ店舗内に「住まいの相談カウンター」を設置し、住宅の情報収集・接客の新たなタッチポイントを設けるなど、グループシナジーを発揮した施策の展開で、土地の仕入れ体制が増強された結果、建売分譲をはじめとする住宅販売が伸長した。

ヒノキヤグループは、分譲住宅が好調に推移する一方、注文住宅の着工遅れにより、第4四半期会計期間へ施工が集中することに伴い、一時的に完工案件が減少した結果、売上高876億9900万円(2.7%減)、営業利益10億9200万円(54.3%減)の減収・減益となった。

ハウステックは、納入先ビルダーの着工・完工遅れによる影響を受けたが、システムバス・システムキッチン等が好調に推移した。その他、グループシナジーの発揮、商品価格戦略の見直しの継続、徹底した経費コントロール等の取り組みにより売上高464億4800万円(0.9%増)、営業利益18億4100万円(4.5%増)の増収・増益となった。

環境セグメントにおける売上高は253億5000万円(5.8%増)、営業利益は11億9500万円(19.2%増)となり、リユース家電及びPCの生産体制及び売上高が着実に伸長し、増収・増益となった。なお、再製品化した商品の取り扱いは足元ではヤマダデンキ300店舗以上で展開していて、グループ完結型の資源循環システム構築へ向けた取り組みは着実に推移している。

期末の店舗数(海外含む)は、13店舗の新規出店、30店舗の退店により、直営店舗数988店舗(ヤマダデンキ直営958店舗、その他連結子会社30店舗)となり、FCを含むグループ店舗数総計は9682店舗となった。

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