エディオンnews|第3Q売上高5726億円6.5%増・経常利益47.2%増
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)が2025年3月期の第3四半期決算を発表した。
2024年4月1日~12月31日の連結業績は、売上高5725億8000万円(前年同期比6.5%増)、営業利益178億7100万円(45.6%増)、経常利益185億0700万円(47.2%増)となり、四半期純利益122億4200万円(52.1%増)の増収増益だった。
営業利益率は3.1%、経常利益は3.2%
商品展開では「くらしを、新しい角度から」をコンセプトとした家電ブランド「e angle(イーアングル)」を強化し、同社独自開発商品やメーカーなどとの共同開発商品のラインナップを増やしている。
商品別売上げについては、2024年7月の「日本の月平均気温」が1898年の統計開始以降最高を記録するなど各地で猛暑が続いたことや、12月に入って冬型の気圧配置が続き寒気の影響を受けやすかったことなどから、エアコンなどの「季節家電」が売上げの増加に大きく寄与した。
また、経済産業省による導入支援(給湯省エネ2024事業)があった高効率給湯器や、猛暑の影響などにより高い断熱性能が関心を集めた二重窓リフォームを中心に住宅設備が伸長した。
さらに、理美容・健康器具や電子レンジ・調理家電などの生活家電、テレビなどの映像家電も前年を上回るなど堅調に推移した。
店舗については、家電直営店7店舗を新設、1店舗を移転、5店舗を閉鎖した。また、フランチャイズ店舗は11店舗を新設、13店舗を閉鎖した。12月末時点の店舗数はフランチャイズ店舗746店を含めて1202店となった。
エディオンは、2024年8月1日付で「室山運輸株式会社」の全株式を取得し、連結子会社とした。「室山運輸株式会社」は、近畿から中四国地方を中心に長年物流業界に携わってきた企業。室山運輸株式会社をグループ化することで、いわゆる2024年問題をはじめとしたさまざまな物流課題の解決に向け、ともに協力して取り組んでいく。