トライアルnews|第2Q売上高4037億円11.1%増・経常106億円11.3%減
(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、亀田晃一社長)の2025年6月期第二四半期決算は売上高4037億4100万円(前年同期比11.1%増)、営業利益97億円(16.2%減)、経常利益106億2400万円(11.3%減)、中間純利益は61億3200万円(11.7%減)。
営業利益2.4%(3.2%)、経常利益2.6%(3.3%)。( )は前年数値。
セグメント別では流通小売事業では、『あなたの「生活必需店」。』をコンセプトとした店舗づくりを行っていて、既存店売上高は堅調だった。想定以上の猛暑の影響を受けた一方、食品などの生活必需品に対するニーズが高く、惣菜などの即食ニーズを先読みした品揃えや価格提案が奏功した。
中長期的な成長を見据えて積極的に新規出店を進め、メガセンターを3店舗、スーパーセンターを13店舗、smartを2店舗、小型店を2店舗出店、smart1店舗を小型店に業態転換した。
なお、新規出店数には、2024年11月に群馬県でスーパーマーケットを運営するスーパー丸幸より吸収分割の方法で承継した2店舗のうち、リニューアルオープンにより営業を開始した1店舗(smart)を含んでいる。
期末の店舗数は、338店舗(うちFC3店舗を含む)。改装は、スーパーセンター13店舗、smart2店舗、小型店3店舗で実施した。小売り事業の売上高は4017億2500万円(11.0%増)、セグメント利益は105億3200万円(15.8%減)。
リテールAI事業は便利な買い物体験の提供や店舗オペレーションの省力化を目指したリテールテクノロジーの開発および導入拡大のための、投資を継続実施している。
積極的な投資を行う一方、収益力改善により黒字転換した。Skip Cartの導入が進み、2024年12月末時点ではグループ外での導入も含む導入店舗数は245店舗、導入台数は2万0725台)となった。決済時にレジの列に並ぶ必要がないなど、顧客視点の利便性が向上が進み、店舗のスループット(時間当たりのレジ通過客数・点数)が上昇している。
また、小型店(TRIAL GO)において、レジ端末に設置されたカメラによる顔認証決済の実証実験を推進している。リテールAI事業の売上高は4億9400万円(2.4%増)、セグメント利益は600万円(前年同期はセグメント損失3億0800万円)となった。