イオン九州news|年商5316億円4.2%増・経常利益4.6%増の最高益
イオン九州(株)(福岡市博多区、中川伊正社長)の2025年2月期は、売上高に営業収入を加えた営業収益は5316億1900万円(前期比104.2%)、営業利益105億3700万円(101.5%)、経常利益110億2200万円(104.6%)、純利益60億3500万円(85.9%)だった。
単体業績は、営業収益5281億3500万円(前期比103.8%)、営業利益114億3500万円(104.2%)となり、いずれも過去最高を更新した。
営業利益率は2.0%、経常利益率は2.01%。
既存店の売上高前期比が第1四半期101.5%、第2四半期103.8%、第3四半期104.4%、第4四半期104.6%と右肩上がりに伸長し、売上高は初めて5000億円を突破した。
新規出店や既存店改装への投資、2期連続での大幅な賃上げ実施、前期から出店を開始したイオンウエルシア九州(株)における先行投資と、販管費がかさんだ。また政府による補助金が前年度から減額された影響もあって、下半期における既存店の水道光熱費は前年同期比114.4%となった。一方で、セルフレジや電子棚札等の店舗DX投資の活用により、人時生産性は前年同期に比べて第1四半期102.0%、第2四半期103.6%、第3四半期104.2%、第4四半期については108.4%と大きく改善している。これにより販売費及び一般管理費は前期比103.1%にとどまった。
また、新たな都市部小型店舗モデルとして、福岡市内で「近くて便利な、コンパクトスーパーマーケット」をコンセプトとした「マックスバリュエクスプレス」の展開を進めている。2024年度は4店舗を出店、2月末のエクスプレス事業の店舗数は計16店舗となっている。
さらにマイクロプロセスセンター等を活用した商品供給体制の構築や店舗オペレーション効率改善にも取り組んだ。
2024年度はマックスバリュエクスプレスを含む16店舗を出店した。一方で14店舗を閉鎖した。2月末の総店舗数は340店舗。