ハローズnews|年商2108億円7.8%増/37期連続増収・12期連続増益

(株)ハローズ(広島県福山市、佐藤利行社長)の2025年2月期決算は営業収益2107億5200万円(対前年増減率7.8%増)、営業利益122億7000万円(12.9%増)、経常利益123億0100万円(12.9%増)、当期純利益89億1300万円(3.8%増)。営業収益は2000億円を突破した。37期連続増収、12期連続の増益となった。

営業利益率5.8%(5.6%)、経常利益率5.8%(5.6%)。( )は前年数値。

期中の取り組みでは、商品面は、継続して重点販売商品の育成および適切な品質かつ低価格を基本コンセプトとしたプライベートブランド商品の拡充に努めた。また、8月から岡山県立大学との共同開発による「栄養バランス弁当」の新作を発売した。

販促面では、生活防衛企画および自社会員カード(ハロカ)のポイント優遇施策を継続した。また、2025年1月にハローズアプリの運用を開始した。

店舗運営面では、2024年4月に岡山県岡山市の岡南店、5月に香川県観音寺市の観音寺店、6月に同県高松市の六条店、7月に岡山県笠岡市の笠岡店、8月に広島県福山市の南駅家店(売場面積600坪型の標準店舗へ増床)、10月に岡山県岡山市の津高店および2025年1月に広島県府中市の高木店を改装した。

また、2024年12月に環境負荷低減を目的とし、四国エリア11店舗へオフサイトPPAを導入および不足電力については再エネ電力を使用することで、当該店舗の再エネ100%化に取り組んだ。また業務改善施策として、自動発注システムを拡大した。

店舗開発では、2024年11月に香川県丸亀市へ綾歌店及び山口県山陽小野田市へ小野田店を売場面積600坪型24時間営業の店舗として新規出店した。また、2024年8月に兵庫県姫路市の広畑店を閉店した。

期末店舗数は、広島県32店舗、岡山県27店舗、香川県15店舗、愛媛県9店舗、徳島県9店舗、兵庫県13店舗、山口県2店舗、合計107店舗。

社会貢献面では、食品ロス削減の仕組みである「ハローズモデル」を中心に、各自治体、フードバンク事業関連団体および各企業と連携した活動、並びに自社エコセンターによる資源の再利用化に取り組んだ。

組織面では、2024年4月に従業員の生活支援を目的に、正社員および嘱託社員を対象に月額3万円の賃金のベースアップを実施した。また、2024年10月に中長期的な業績及び企業価値向上を目的とし、管理職に対してストックオプション(新株予約権)の発行を決定した。

物流面では、「物流の2024年問題」対応を目的に、賛同企業と連携して「中四国物流研究会」を発足し、一部、協業活動を開始した。

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