ゲオnews|年商4276億円1.4%減・経常利益34.8%減

(株)ゲオホールディングス(名古屋市中区、遠藤結蔵社長)の2025年3月期は、売上高4276億6900万円(前年比1.4%減)、営業利益112億5000万円(33.1%減)、経常利益122億2400万円(34.8%減)、当期純利益45億3700万円(54.8%減)の大幅な減収減益となった。

リユース系リユース商材では、リユースラグジュアリー商材を扱うOKURA TOKYOは軟調な取引相場の中、堅調に推移した。商品構成の中心であるリユース衣料・服飾雑貨は、記録的な高温や暖冬傾向などの天候不順の影響などで、リユース市場拡大に比例した着実な成長となった。海外地域では直営店方式での出店で、世界のリユース市場における認知度向上を図り着実に現地での支持を集め、店舗数・売上を拡大した。結果、リユース系リユース商材全体の売上は大幅に増加した。

メディア系リユース商材では、家庭用ゲーム機本体の値上げ前の駆け込み需要により、微減収となった。また、スマートフォンやタブレット端末などのリユース通信機器の拡大に合わせ、店頭サポートスタッフを配置した「GEO mobile」のショッピングモールなどへの出店に加え、認知度向上のため戦略的に広告を実施している。結果、メディア系リユース商材全体の売上は増加した。

新品商材の動向としては、トレーディングカードやカプセルトイの売上が好調に推移したが、前期の家庭用ゲーム機本体の販売増及び大型タイトルのリリースによる売上高増加で、今期はその反動減の影響が大きく、売上は減少した。

商材別売上げでは、リユース品はメディア系が836億6900万円(12.4%増)、リユース系が1902億4600万円(12.1%増)、新品は991億円(25.1%減)。

3月末の店舗はメディア系店舗1054店、リユース系店880店など計2186店。前期比77店増だ。

2026年3月期は、売上高4700億円(9.9%増)、営業利益115億円(2.2%増)、経常利益110億円(10.0%減)、当期純利益55億円(21.2%増)を見込む。

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