アルビスnews|第1Q営業収益250億円3.9%増も経常利益23.2%減
アルビス(株)(富山県射水市、池田和男社長)が2026年3月期の第1四半期決算は営業収益250億0300万円(前年同期比3.9%増)、営業利益3億4100万円(28.4%減)、経常利益4億8300万円(23.2%減)、四半期純利益2億5600万円(37.7%減)。前年同期に続いて増収減益となった。
営業利益率1.4%(2.0%)、経常利益率1.9%(2.6%)。( )は前年数値。
アルビスでは前期から3年間(第58期~第60期)の第四次中期経営計画を進めている。「お客さまを笑顔にする商品の提供」「お客さまが楽しく快適に買い物できる店づくり」「働きがい、やりがいを感じられる職場環境の実現」「持続的な成長に向けた業務基盤の強化」「事業を通じた地域社会の課題解決」の5つを重点施策として取り組んでいる。
商品施策では今年度から商品部内に「商品開発課」を設置し、名物商品などの高付加価値商品の開発を推進している。また、店づくりでは、顧客の節約志向に応えるため、PB商品の拡大や300品目をお値打ち価格で提供する食卓応援企画などを継続して実施している。
2025年6月より、各自治体の子育て応援企画と連携した子育て世代を応援する施策「ハピマル」として、毎週土・日曜日に買物金額から5%を割り引くサービスをスタートしている。
店舗面では運営の標準化により顧客満足度の向上を図るとともに、最新MDを導入した店舗改装を順次実行している。2025年5月に「大広田店」(旧ルミネス店 富山県富山市)を建替え新店としてオープンし、7月には「杜の里店」(石川県金沢市)を改装オープンした。
また、8月には小商圏戦略店舗の富山県内一号店となる「アルビスくらすSOGAWA」(富山県富山市)のオープンを予定している。秋には「太閤山店」(旧パスコ店 富山県射水市)の建替えオープンを予定している。
「働きがい、やりがいを感じられる職場環境の実現」については、新入社員から経営幹部までの各階層に応じた研修を実施するとともに、DX人材や女性管理職育成に向けた教育プログラムを実施している。
「持続的な成長に向けた業務基盤の強化」では、店舗運営の標準化や電子棚札(ESL)の導入等により店舗の生産性の向上を図るとともに、プロセスセンターでは継続的な原価改善と品質向上に努めている。「移動スーパー」は、2025年6月末現在24台で運行している。