フジnews|第1Q営業収益1980億円1.7%減・経常利益78.2%減
(株)フジ(愛媛県松山市、山口普社長)が2027年2月期第1四半期の決算を発表した。
3月1日~5月31日の連結業績は、営業収益1980億2600万円(前年同期比1.7%減)、営業利益3億9100万円(79.4%減)、経常利益5億0800万円(78.2%減)、四半期純利益6600万円(94.2%減)と、減収、大幅減益となった。
食品分野では、昨年の農産相場高や米不足による特需の反動減に加え、商品調達コストの上昇と “安さ” 訴求による荒利益率低下が重なった。5月に改善の兆しが見られたものの、売上高・荒利益高ともに前年実績を下回った。
営業利益率は0.2%、経常利益率は0.3%。

2024-2026年度の3カ年中期経営計画の最終年度である本年は、重点方針として「中期経営計画の実行推進」「営業力の強化」「コスト構造改革」を掲げている。
「営業力の強化」を推進すべく、顧客ニーズの多様化に応じた売場づくりや買物環境の改善への積極投資を進めている。インフレ下で高まる節約志向に対応し、配送距離短縮による物流効率化やトップバリュ商品の導入拡大、生鮮品の運用体制の融合による原価上昇抑制を図り、“安さ”の訴求に注力した。「地元の味」や「地産地消」を重視した自社オリジナル商品の開発にも力を入れている。
マックスバリュ、マルナカ、フジの計8店舗で改装を実施した。4月にマックスバリュ吉敷店(山口市)、マルナカ善通寺店(香川県善通寺市)、マルナカ児島店(岡山県倉敷市)、フジ藤原店(松山市)、フジ高岡店(松山市)、5月にマックスバリュ今福店(兵庫県加古川市)、マルナカ宇和島店(愛媛県宇和島市)、マルナカ妹尾店(岡山市南区)。改装効果により売上高は前年同期比4.6%増となり、今年度の売上げと来期以降の営業利益改善に寄与する見通しだ。3月にはマルナカ観音寺柞田店(香川県観音寺市)を新規出店した。
持続的成長と収益力向上を目的に「コスト構造改革」を推進した。需要予測を備えた自動発注システムの高度化、電子棚札の導入、多能化による生産性向上、経費の徹底的な見直しなどに取り組み、販売費及び一般管理費を前年同期比2.1%縮減した。
買物弱者支援として移動スーパーの販売ルート拡大も進め、4月にマルナカ新倉敷店(岡山県倉敷市)、5月にマルナカ宇和島店(愛媛県宇和島市)で新規運行を開始した。5月末時点で累計96店舗・148台・805ルートとなった。3月には愛媛県大洲市で衣料品販売やカフェスペースを備えた「ちいフジ」を実施し、地域コミュニティの創出にも取り組んだ。移動スーパーの売上高は前年同期比3.7%増となった。
