ライフnews|第2Q営業収益4401億円4.3%増・経常利益139億円9.1%増
(株)ライフコーポレーション(東京本社:東京都品川区、大阪本社:大阪市淀川区、岩崎高治社長)の2026年2月期の第2四半期決算は、営業収益4401億1400万円で前年同期比4.3%増、営業利益133億0300万円(8.8%増)、経常利益138億5800万円(9.1%増)、純利益93億2700万円(4.6%増)。
営業利益率は3.0%(2.9%)、経常利益率は3.1%(3.0%)。( )は前年数値。
上期は、粗利益率が30.7%から31.1%と0.4ポイント改善した。賃上げや出店に伴う人件費増があったが、カイゼン活動による生産性改善で販管費の上昇を抑制したことで増益となった。既存店売上高は2.8%増。客数1.0%増、客単価1.7%増。客単価の内訳は買上点数2.8%減、1点単価4.6%増。既存店の食品売上高は全部門で伸びた。食品、非食品とも粗利益率が改善した。
岩崎高治社長はカイゼン活動の成果について、次の3つを挙げた。
①プロセスセンター従業員の直雇用化で2022年比年間8億円減
②施設管理体制の自社化で2024年度比5億5000万円減
③販促費の適正化で2024年度上期比1億円減
とくに物件費抑制となる①について「直接雇用によって、生産ノウハウが蓄積され、カイゼン活動が効率的に行える」とメリットを語った。
また、②について、「15年前、外部委託化してから施設管理ノウハウや店舗の満足度が低下していた。自社化に切り替えて、店舗の満足度を高めるとともにコストの適正化につながった」と分析する。
新規出店は「BIO-RAL(ビオラル)」3店舗を含む4店舗。下期に1店舗のスーパーマーケットの新規出店を予定している。改装は上期3店舗、下期は6店舗を計画。閉店は2店舖。店舗数は首都圏146店舗、近畿圏170店舗の計316店舖。
岩崎社長はビオラルについて、「2030年度50店舗体制を目指している。継続してプライベートブランド開発を強化している。5月から衣料品のインナーを発売してトータルで力を入れている」と語る。
ライフ店舗の有機農産物の販売状況は2024年度30億7000万円。2019年度の3億円から5年間で約10倍となっている。