フジニュース|営業収益3173億▲0.6%・経常利益83億4.8%増で減収増益
(株)フジは本日4月10日(月)に、2017年2月期の連結決算を発表した。
連結(2016年3月1日~2017年2月28日)の営業収益は3173億8100万円(前年同期比▲0.6%)、営業利益71億9500万円(同2.0%増)、経常利益83億900万円(同4.8%増)、純利益は48億1200万円(35.5%増)で、減収増益となった。
その結果。売上高営業利益率は2.40%、売上高経常利益率は2.77%。総資産経常利益率は(ROA)は5.25%、総資産回転率は2.00回転だった。
小売事業では、2016年度の経営方針を「FORWARDお客様のために、地域のために~コミュニケーションカンパニーを目指して~」と設定。「〈いいね〉〈よかったね〉〈また来たいね〉の創造」「攻めの商売とコスト管理の徹底」「一人ひとりの成長と連携の強化」を方針として掲げ、企業価値向上に向け、各種施策に取り組んだ。
主力の小売事業の営業収益は3113億4200万円(前年同期比▲0.4%)、営業利益は54億9900万円(同0.2%増)だった。
3月に「フジ廿日市店」(広島県廿日市市)を新設。また4月に「フジ中村店」(高知県四万十市)を建替え新設した。
既存店の活性化策としてテナントの入れ替えと食品部門の強化を主とした改装を展開、7月に「フジグラン重信」(愛媛県東温市)、10月に「フジグラン緑井」(広島市安佐南区)、2月に「フジ和気店」(愛媛県松山市)など4店舗を、さらに9月には(株)フジマート四国が運営する「スーパーABC道後南店」(愛媛県松山市)の、計5店舗を改装した。
また、「フジ洋光台店」(広島市南区)は(株)フジマートに移管し、7月に「ピュアークック洋光台店」としてリニューアルオープンさせた。
閉鎖は契約満了の「フジ・ZY余戸店」(愛媛県松山市)、「ザ・カジュアル仏生山店」(香川県高松市)と「スーパーABC久米店」(愛媛県松山市)の3店舗。
スーパーマーケット事業では、生鮮とデリカ部門を強化した。また均一で焼きたてパンを提供する直営インストアベーカリー「Coco Panette(ココパネッテ)」を2016年3月より導入し、2017年2月末時点では6店舗において営業している。
11月からは「エフカポイントサービス」に加え、楽天(株)が運営する「楽天ポイントカード」のサービスを開始した。これに先行して10月には、来店ポイントアプリ「楽天チェック」を導入し、スマホを活用した来店促進を図った。
小売事業の新たな施策は、ノンストアリテイル事業の移動スーパー「おまかせくん」。拠点を増やし、松山近郊での巡回エリアを拡大した。またDVD・CD・書籍の小売およびレンタル業では、7月に改装したフジグラン重信内に「TSUTAYA BOOK STORE重信」を出店している。
飲食業、クレジットカード事業、総合フィットネス事業の小売周辺事業は、営業収益342億7400万円(4.4%増)、営業利益は13億1600万円(2.6%増)。
その他、総合ビルメンテナンス業、一般旅行業は、営業収益95億3000万円(0.5%増)、営業利益は5億8200万円(16.3%増)と好調に推移した。
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