ユナイテッドアローズニュース|ネット通販増で売上高1455億円の3.3%増だが二桁の減収

㈱ユナイテッドアローズ(本社:東京都港区、竹田光広代表取締役社長執行役員)の2017年3月期の決算が発表された。

新店出店に伴う増収、ネット通販の伸長等により、売上高は前期比3.3%増の1455億3500万円、営業利益は91億6500万円(17.2%減)、経常利益は94億2000万円(15.7%減)、当期純利益は51億9100万円(20.1%減)の増収減益だった。ただし、2016年10月28日の業績予想どおりには、何とか着地した。

ua

ユナイテッドアローズにおける小売り+ネット通販の既存店売上高は前期比102.0%と好調。売上総利益率は為替の影響等により、前期から0.2ポイント改善し51.0%となり、売上総利益額は741億5500万円(3.6%増)。アパレル企業の粗利益率は5割を超える。

販売費及び一般管理費は、グループ各社の欠員補充等に伴う人件費の増加と、ユナイテッドアローズの大型出店等に伴う宣伝販促費の増加などによって、前期比7.4%増の649億9000万円だった。

出退店は、①ユナイテッドアローズ事業では5店舗の出店、3店舗の退店、②グリーンレーベルリラクシング事業は1店舗の出店、1店舗の退店、③スモールビジネスユニットは4店舗の出店、9店舗の退店、④アウトレットは2店舗の出店、1店舗の退店。

これら4事業の年度末の小売店舗数は242店舗となった。

アパレル小売業界にはセレクトショップというジャンルがある。SPAのような製造小売業ではないが、特定のブランドの小売業でもない。独自のコンセプトで選んだ商品を陳列・販売している店舗のこと。その草分けは1982年設立のビームスだが、ユナイテッドアローズは1989年、元ビームス常務の重松理を中心に、バイヤー30名が連なって、独立して創業された。現在の事業の主体はセレクトショップの展開だが、ビームスをはるかに超える規模となって、店数も売上高もネット販売も順調に伸ばしている。

 

検索ワード:ユナイテッドアローズ グリーンレーベル アパレル 2017年3月度

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧