神戸物産ニュース|第2四半期は業務スーパー好調で経常利益79.4%増
(株)神戸物産(兵庫県加古郡、沼田博和代表取締役社長)は、2017年10月期第2四半期決算を発表した。
売上高は1242億5200万円(前年同期比4.4%増)、営業利益72億4900万円(44.1%増)、経常利益80億1400万円(79.4%増)、純利益44億5400万円(226.2%増)となり、増収増益となった。
営業利益率は5.8%、経常利益率は6.5%。
第2四半期は、「食の製販一体体制の確立」というグループ目標のもと、独自性のある商品開発を推し進め、グループ全体の競争力を強化した。お客のニーズを捉えた施策を実施し、高品質で魅力のある商品をベストプライスで提供した。
セグメント別の売上高概況は以下のとおり。
業務スーパー事業は、22店舗を出店し、6店舗を退店。純増16店舗の結果となり、総店舗数は763店舗となった。
新規出店の内訳は、直轄エリア18店舗、地方エリア4店舗。関西エリア・関東エリアともに新規出店を進めた。営業年数が長くなって老朽化してきた店舗のFCオーナーに移転等を積極的に勧めている。
既存店舗の活性化、顧客ニーズに対応したPB商品の開発、自社輸入商品の増強など、多角的な販売施策を講じて、リピーターと新規顧客の獲得に努めた。
これらの結果、業務スーパー事業の売上高は1064億9800万円(5.8%増)となった。2017年4月から、これまで地方エリアだった九州地域(一部の県を除く)を、直轄エリアに変更している。
外食事業の神戸クックの売上高は5億8400万円(▲12.7%)となった。神戸クックは3つのフォーマットを持つ。第1が大型バイキングチェーンの「神戸クックワールドビュッフェ」で、総店舗数は全国で15店舗。
第2がコンセプトは中食に物販を融合させた「Green’sK」で、総店舗数が全国で10店舗。
第3が「ビュッフェ」と「セルフクック」を融合させた「Green’sK鉄板ビュッフェ」で、店舗数が全国で2店舗。
もうひとつの外食事業のクックイノベンチャー事業の売上高は168億3400万円(▲2.9%)となった。こちらは外食事業で多様なフォーマットを保有している強みを生かして、そのバナーごとに様々な工夫を凝らしたが減収だった。
通期の売上高は2524億円(5.5%増)、営業利益138億円(16.6%増)、経常利益144億円(65%増)、純利益85億円(86.4%増)を見込んでいる。