薬王堂news|第2四半期417億円11%・経常利益24%の大幅増収増益

(株)薬王堂(岩手県紫波郡、西郷辰弘社長)の2018年2月期は大幅な増収増益となった。売上高は417億3700万円(前年同期比10.8%増)、営業利益19億0600万円(10.7%増)、経常利益23億0100万円(24.4%増)、四半期純利益は15億6900万円(35.9%増)。


営業利益率は4.6%、経常利益率は5.5%。

この期は販売価格や品揃えの強化を図り、来店客数と買上点数の増加に取り組んだ。

小商圏ドミナント出店を推進し、岩手県に4店舗、青森県に3店舗、宮城県に5店舗、山形県に1店舗の計13店舗を新規開設した。
一方で岩手県内の2店舗を閉店した。8月末の店舗数は232店(うち調剤併設型3店舗、調剤専門薬局1店舗)。

ヘルスケア、ビューティーケア、ホームケア、コンビニエンスケアの全部門が前年を上回った。
ヘルスケア部門の売上高は92億8300万円(6.4%増)。感冒薬、健康食品といった医薬品、介護用おむつ、調剤が堅調に推移した。セルフ化粧品、男性化粧品が好調だったビューティケア部門は売上高71億2000万円(8.8%増)、ホームケア部門の売上高は54億3200万円(13.5%増)。

注目すべきはコンビニエンスケア部門。この部門の売上高は199億円(13.0%増)と売上高に占める比率がもっとも高い。
上半期好調だったのは、飲料、菓子、日配品、ビール、酎ハイ。さらにペット関連用品。

薬王堂は、小商圏バラエティ型コンビニエンス・ドラッグストアをビジネスモデルにしている。標準のドラッグストアは商圏を1万人と設定しているが、薬王堂は商圏を7000人と設定している。そして医薬品・化粧品だけでなく、食品や日用品などの生活必需品を強化している。つまり近隣住民の生活に欠かせない医・食・住の商品を取り揃え、固定客に支持されている。これが薬王堂の強みだ。

通期の業績は、売上高830億円(前期比10.8%増)、営業利益34億4400万円(8.1%増)、経常利益39億7200万円(13.2%増)、純利益25億4200万円(8.9%増)を見込むが、予定通りといったところか。

検索ワード:薬王堂 第2四半期 決算

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