島忠news｜2017年度8月期売上高6％減･経常利益15％減/社長交代

ホームセンター９位の(株)島忠（埼玉県さいたま市、山下視希夫社長）の2017年度8月期の本決算が発表された。
売上高1411億6700万円（前年同期比5.9％減）、売上総利益467億3500万円（6.0％減）、営業利益75億9500万円（25.9％減）、経常利益107億6600万円（15.3％減）、当期純利益62億7700万円（29.7％減）と減収減益だった。

営業利益率は5.3％、経常利益率は7.6％。

2016年12月にホームズ所沢店（埼玉県所沢市）を新規出店した。これにより期末の店舗総数は59店となった。既存店では、ホームファション売場を拡大するための改装を6店舗で、食品スーパーなどのテナントを導入するための改装を2店舗で実施した。

商品部門は大きく分けて二つ。その一つは家具・ホームファション用品部門。売上高404億5000万円（10.0％減）、売上総利益174億5900万円（9.9％減）と二桁の減収減益。「リビング家具」「ダイニング家具」の売上げが伸び悩んだ。

もう一つのホームセンター用品部門は、売上高1007憶7600万円（4.1％減）、売上総利益292億7600万円（3.4％減）。「DIY用品」「家庭用品」の伸びが鈍かった。

業績の低迷から、新体制もすでに発表されている。2017年11月29日付の株主総会において正式に決定するが、新社長には現在取締役社長室長を務める岡野恭明（おかのたかあき）氏が昇格し、山下視希夫社長は退任する。

岡野恭明氏は44歳。岡山県出身で岡山大学教育学部卒業後、2003年に(株)島忠ホームズ入社、その後2007年に島忠に入社。2014年には人事部長として取締役に就任。2015年、取締役人事部長兼総務部長、2016年取締役家具営業本部長、2017年取締役仙川店統括店長を経て2017年8月、取締役社長室長（現任）。

来期の業績はその新体制の下、営業収益1473億3800万円（前年同期比0.9％増）、営業利益103億1900万円（5.3％増）、経常利益108億5200万円（0.8％増）、純利益75億2200万円（19.8％増）を見込む。

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