PLANT news|2017年度は地方消費厳しく売上高860億円39%減の減収減益

北陸エリアでスーパーセンターを展開する(株)PLANT(福井県坂井市、三ツ田佳史社長)は2017年9月期決算を発表した。

売上高869億7900万円(前年同期比▲38.9%)、営業利益13億1500万円(▲41.6%)、経常利益14億2100万円(▲38.9%)、純利益は善通寺店と淡路店の固定資産の減損処理から2億0600万円(▲86.0%)と、大幅な減収減益となった。地方に展開するPLANTでは、消費マインドの厳しさをその要因としている。

営業利益率は1.5%、経常利益率は1.6%。

同社では中長期経営方針である「スーパーセンター業態の社会的認知の実現」を目指し、「企業規模拡大」「店舗運営力向上」「商品力向上」という3つの成長戦略を掲げて取り組んでいる。

第1の「企業規模拡大」については、計画的かつ継続的な出店ができるよう、店舗開発要員を増員して出店候補地の情報収集と出店検討を進めた。

第2の「店舗運営力向上」については、前期より「接客」「クリンリネス」「防犯」「武器」「販促企画力」「商人力」の6つのテーマを掲げ、取り組みを行った。とくに教育担当者を増員し、接客サービスと商品づくり、売場づくりのレベルアップを図ることで客数アップに努めた。

第3の「商品力向上」については、生活シーン別の売場への改装を各店舗で継続して行い、女性・主婦目線をより意識した品揃えへと変更した。

ガソリンが必需品である地方の清水店(福井県)、川北店(石川県)では直営のガソリンスタンドを新設した。また清水店、瑞穂店(岐阜県)、横越店(新潟県)、境港店(鳥取県)、大玉店(福島県)、志摩店(三重県)では、「フレッシュジュース」コーナーを新設した。

また一部店舗では、多様化する顧客の生活スタイルに対応するため、開店時間を9時から8時に、閉店時間を22時から24時に変更し、営業時間を延長している。

年度末の店舗数は、合計12府県で23店(休止中1店舗を除く)となっている。

来期の業績は、売上高900億円(前期比3.5%増)、営業利益15億円(14.0%増)、経常利益16億円(12.6%増)、純利益26億円(1301.8%増)を見込む。

検索ワード:PLANT 2017年9月期 本決算

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