ニトリnews|18年2月決算31期連続増収増益/年商11.5%・経常利益9%増

(株)ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)が2017年度(2017年2月21日~2018年2月20日)の決算を発表した。

売上高5720億6000万円(前年同期比11.5%増)、営業利益933億7800万円(8.9%増)、経常利益948億6000万円(8.9%増)、当期純利益642億1900万円(7.0%増)と増収増益だった。

営業利益率は16.3%、経常利益率は16.6%。
すごい。

積極的な新規出店は人件費と賃借料を増加させた。また既存店の改装を進めたため、陳列什器費用も増えた。さらに上昇する物流コストによって販管費率が上昇した。しかし、寝具・寝装品やベッドルーム家具、ソファが売上げを牽引したことと、為替予約も荒利改善に寄与したことで、31期連続増収増益を果たしている。

商品開発ではバーティカルマーチャンダイジングをさらに推進して、原材料の集約化による原価低減と品質向上を図った。パッケージサイズの小型化や梱包材の改善により物流コストの低減にも取り組んでいる。

課題である物流コストについては、物流センターにAI(人工知能)搭載の次世代型自動搬送ロボット「BUTLER(バトラー)」を稼働させたほか、コンテナ内の商品の積み下ろし作業負荷を軽減するデバンニングアシストマシーン「EL-De/VAN」を開発して利用している。

ニトリはユニクロのファーストリテイリングと並んで、ITにおいても日本小売業の最先端を走る。

国内では、百貨店への出店、新小型店フォーマット「ニトリEXPRESS」および「デコホーム」の出店を進めた。結果として、店舗数は467店となった。海外は、新規で台湾に2店(2店閉鎖)、中国に13店を出店した。店舗数は台湾27店、米国5店、中国24店の56店。2月末の総店舗数は523店。

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