アークランドサカモトnews|18年2月決算/売上高1052億円2.1%の増収増益

アークランドサカモト(株)(新潟県三条市、坂本雅俊社長)が2017年度(2017年2月21日~2018年2月20日)の決算を発表した。

売上高1052億3200万円(前年同期比2.1%増)、営業利益93億9300万円(6.2%増)、経常利益100億3700万円(4.8%増)、当期純利益54憶0800万円(8.0%増)の増収増益。

営業利益率は8.9%、経常利益率は9.5%。

同社は小売事業では大型店舗の「ホームセンタームサシ」「スーパーセンタームサシ」、プロ向けの「ムサシプロ」、 アート&クラフト専門店「アークオアシスデザイン」、ペットセンター「ニコペット」、大型食品スーパー「ムサシ食品館」の小売事業を展開している。その小売事業の売上高は679億4700万円(0.9%減)、営業利益35億9700万円(6.9%増)と、減収ながら営業利益は確保した。

主力の「ホームセンター部門」の売上高は617億6400万円で1.4%減となった。前期にオープンにした上田店、「ニコペット与野店」「住デポ厚木店」が売上げに寄与したが、既存店は前年比2.7%減で終わった。春先の低温による季節商品の出遅れ、秋の長雨や台風、1、2月の大雪で客数減となった。アークオアシスとムサシ食品館などの「その他小売部門」の売上高は61億8200万円(4.1%増)。

卸売事業は、売上高が79億0400万円(5.1%減)、営業利益は7億8300万円(12.7%減)の減収減益だ。

外食事業は、売上高265億4100万円(14.0%増)、営業利益37億6200万円(12.3%増)と二ケタの増収増益。主力のとんかつ専門店「かつや」の店舗数(FC含む)は33店純増して407店舗、「からやま」「からあげ縁」も純増19店の59店で好調に店数を増やしている。

ホームセンターを中核としていて、経常利益率9%超をはじき出す。かつてのようなクッキーカッタ―のチェーンストアでないところに優良企業のカギがある。

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