DCMnews|年商4435億円横ばい・経常利益2.7%減/商品分野別競争激化
ホームセンター第1位のDCMホールディングス(株)(東京都品川区、久田宗弘社長)の2018年2月期決算。
営業収益は4435億7800万円(前期比100.0%)、営業利益は195億0700万円(99.4%)、経常利益186億1000万円(97.3%)、純利益は113億1000万円(97.5%)の減益だった。
営業利益率は4.4%、経常利益率は4.2%。
DCMグループは、北海道・東北・関東地区をDCMホーマック(株)、主に中部・北陸地区をDCMカーマ(株)、主に四国・近畿・中国・九州地区をDCMダイキ(株)が担当している。
主力セグメントの営業収益と営業利益はそれぞれ、DCMカーマ1314億300万円・65億1200万円、DCMダイキが957億1400万円・37億3700万円、DCMホーマックが1865億9100万円・93億5500万円である。
期中新規出店は22店、閉店は9店。2月末日段階の店舗数は669店。内訳は、DCMホーマック289店、DCMカーマ168店、DCMダイキ158店、DCMサンワ33店、DCMくろがねや21店。
商品別売上高では、園芸・エクステリア部門は705億8800万円(前期比100.7%)、ホームインプルーブメント部門881億5500万円(102.2%)、ホームレジャー・ペット部門661億円(99.0%)、ハウスキーピング部門1100億4900万円(98.1%)、ホームファニシング部門288億4600万円(97.8%)、ホームエレクトロニクス部門389億6100万円(前期比98.8%)。
つまりホームセンターとして特徴的な商品群である園芸・エクステリアとホームインプルーブメントだけが前年をクリアしたが、最も売上高の高いハウスキーピングはドラッグストアとの競争で1.9ポイント減、MUJIやニトリと競合するホームファニシング2.2ポイント減など、競争の厳しい商品分野は減収になっている。これがホームセンター業界全体のトレンドである。