キリン堂news|調剤伸長で1267億円8.8%増・経常42%増・純利益2倍増

(株)キリン堂ホールディングス(大阪市淀川区、寺西豊彦社長)は、2018年2月期の連結業績を発表した。

売上高は1266億6600万円(前期比8.8%増)、営業利益は19億3700万円(49.2%増)、経常利益は26億0400万円(41.9%増)、純利益は12億9100万円(103.4%増)と増収増益だった。

大幅な純利益増益の主な要因は、前連結会計年度をもって、連結子会社だった旧(株)ニッショードラッグののれんの償却が終了したことによるもの。

営業利益率は1.5%、経常利益率は2.1%。

小売事業は売上高1245億6400万円(8.9%増)、セグメント利益は23億4600万円(1.3%増)だった。前期出店した店舗を含む新店の経費負担は増加したが、既存店と調剤部門の伸長により、これをカバーした結果、増益となった。

店舗は、ドラッグストア16店舗(内、調剤薬局併設型6店舗)、小型店5店舗(内、調剤薬局4店舗)の21店舗を新規出店した。一方で、ドラッグストア9店舗、小型店3店舗(内、調剤薬局併設型1店舗)の12店舗を閉鎖した。また35店舗の改装を行った。

グループの(株)キリン堂は、2017年5月に(株)メディカルトラストの全株式を取得し、9月に同社およびその子会社の(有)共進薬局の吸収合併を行った。また6月には、地元企業から調剤薬局1店舗の譲受した。さらに6月、セントケア・ホールディング(株)からメディスンショップ・ジャパン(株)の全株式を取得し、連結子会社とした。

その結果、国内店舗数は、359店舗となった。

次期業績は、売上高1315億円(3.8%増)、営業利益25億8000万円(33.2%増)、純利益は14億6000万円(13.0%増)を見込んでいる。

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