アルビスnews|2018年3月期823億円5.7%増・経常利益3.1%増の好業績

アルビス(株)(富山県射水市、大森実社長)が2018年3月期の決算を発表した。

営業収益は823億1200万円(前年同期比5.7%増)、営業利益28億1700万円(10.1%増)、経常利益32億3800万円(3.1%増)、純利益21億6400万円(10.6%増)。新幹線用地買収に係る収用補償金1億7785万円の受領が純利益を増加させた。

営業利益率3.4%、経常利益率3.9%。

小売業を取り巻く環境は厳しく、アルビスも例外ではない。アルビスグループは販売促進、魅力ある店舗づくり、人事制度の改定、アルビスプロセスセンターの建設、新基幹システムの導入に取り組んだ。

販売促進を図るため、2017年10月30日から、全店で新会員カード「アルビスPontaカード」の利用を開始した。小銭を出し入れすることなく清算ができ、会員限定のさまざまなポイントアッププログラムを受けられるカードで、会員数はすでに40万人を超えている。

新店は美幸町店(富山県高岡市)と大願寺店(福井県福井市)の2店をオープンした。既存店改装は4店。

労働環境の改善に向けて、新たな福利厚生サービスの導入した。定年延長の実施、子育て・介護・通院などで働く時間や場所が限定される社員の働き方をサポートする人事制度の見直しを行った。

2019年春の稼働を目指して、アルビスプロセスセンター(惣菜工場、生鮮加工工場)を2017年12月に着工した。店舗作業を同センターに集中させることで、店舗の業務量を軽減し生産性を向上させる。また、2018年秋の稼働を目指して、新基幹システムの導入準備も進んでいる。本部と店舗の生産性向上と計画実行力を高め、商品管理レベルの向上によって営業力強化を図る。

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