セブン-イレブン、JR西日本グループと駅ナカ事業で提携
セブン-イレブンがJR西日本の駅構内に出店する。
今日の一番のニュース。
NHKをはじめ報道各社が一斉に報じた。日経新聞は一面トップ扱い。
セブン-イレブン・ジャパンと西日本旅客鉄道、ジェイアール西日本デイリーサービスネット
が業務提携。
これによってJR西日本駅構内のキヨスク、コンビニ店舗の駅ナカ店舗事業がセブン-イレブンにリニューアルされる。
JR西日本管内には、1222の既存の駅店舗がある。そのうちの約500店舗をセブン-イレブンへ
リニューアルする。さらに今後の新規出店でもセブン-イレブンが展開される。
関西圏はローソンがリードしてきたが、
今回のJR西日本との提携でセブン-イレブンは大きくシェアを伸ばす。
2014年6月には、東海道新幹線の西側の主要ターミナル駅といわれる京都駅2店舗、岡山駅、下関駅、博多駅の計5店舗のリニューアル転換を進め、5カ年をかけて順次、セブン-イレブン化が図られる。店舗バナーは「セブン-イレブン キオスク」と「セブン-イレブン ハート・イン」。
もちろんここでもセブンプレミアムのビールをはじめ、惣菜・弁当が販売される。
乗降客の多いターミナル駅を有するJR西日本グループ。
今回の業務提携はセブン-イレブンにとっても展開エリア、展開店舗数ともに過去最大級だ。
国内では飽和を迎えたと言われてきたコンビニだが、
新立地はまだまだあることを証明したセブン-イレブン。
ただし、東京・横浜の京浜急行の駅などに入ったセブン-イレブンは、なかなか利益が出しにくい。
乗降客は多いし、コンビニのニーズは確かにあるものの、それに時間を費やす顧客が意外に少ないからだ。
旧来のキオスクのほうが人件費をはじめとする経費が掛からない。つまりローコスト・オペレーションだった。だから、セブン-イレブンにすると、どうしてもハイコスト・コンビニになってしまう。この問題をJR西日本との業務提携で、いかに解決するか。
この作業は商人舎が提唱する新フォーマットづくりの「立地創造」そのものだ。これから駅ナカ・コンビニの収益性と投資回収とが、検証されることになる。
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