西友news|KKRとウォルマートが西友全株式をトライアルHDに売却

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世界有数の投資会社であるKKRと米国最大企業のWalmart Inc.は3月5日(水)、両社が保有する(株)西友の株式を、九州を中心にディスカウントストア業態を展開する(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、亀田晃一社長)へ譲渡すべく株式譲渡契約を締結した。

KKRは2021年にウォルマートから西友株式の65%、さらに2023年には楽天グループ(株)から追加で20%の株式を取得し、西友株式の合計85%(議決権ベース)を保有する株主となっていた。今回の株式譲渡では、ウォルマートもその保有する15%の西友株式をトライアル社に譲渡する。

トライアルホールディングスは7月1日に全株式を3820億円で取得する予定。

西友の大久保恒夫代表取締役社長は、「この数年間、商品力・販売力を強化することで価値を創造し、それにより創出された利益を教育、IT等の前向きな投資に回し、さらに価値を創造するという価値創造サイクルの実現に注力してきた。その結果、収益性も向上し、大きく発展する企業へと西友を変革できたと考えている。今後は、西友の強みとトライアル社の先進的な情報システム、データ活用等の強みを活かし、両社が協力し合ってさらに発展していくことを期待している」とコメント発表している。

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