日本生協連news|’24年度冷凍食品供給高101.6%、精米不足や価格高騰追い風

日本生活協同組合連合会(日本生協連、東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長)が2024年度の冷凍食品事業の業績を発表した。

冷凍食品事業の2024年度の供給金額(売上高)は前年比101.6%と過去最高額の実績となった。

2024年9月から11月にかけて実施した「くらし応援全国キャンペーン」第3弾では2023年に比べて冷凍食品の対象商品を拡充。キャンペーン対象となった冷凍カツ、冷凍米飯、冷凍スナック、中華総菜(餃子)、グラタンなどはキャンペーン中に利用が拡大し、その後もリピートでの利用継続が増えて供給が伸長した。9月以降は精米不足や価格高騰の影響を受けて、焼きおにぎりやピラフなどの冷凍米飯の利用が拡大した。

商品カテゴリ別では、<調理冷食>は、「くらし応援キャンペーン」対象の冷凍米飯・冷凍麺・冷凍洋風総菜(グラタン)・冷凍中華総菜(餃子)・スナックが好調に推移した。<畜産>はミールキット、やきとり(輸入)、冷凍カツ分類が伸長し、全体をけん引、<冷凍野菜>は国産ポテトなど根菜が大きく伸長し、冷凍果実も好調だった。生鮮野菜の価格高騰で冷凍野菜のニーズが高まり、ほうれん草・ブロッコリーなども好調に推移した。

2025年度は春・秋発売で新規開発と合わせて、組合員支持の大きい主力商品の再開発を行い、冷凍食品の品揃えを強化する方針だ。

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