イズミnews| LECTでドールバナナの「量り売り企画」実施
(株)イズミ(広島市東区、山西泰明社長)は、同社が運営する LECT(広島県広島市)において 8月25日(木)からバナナの「量り売り企画」とバナナの皮などを原料とした「コンポスト企画」を西日本で初めて実施している。これは(株)ドール(東京都中央区、渡辺陽介社長)が始動させた「バナナエシカルバリューチェーンプログラム」の一環として進められている取り組みだ。
これまで、バナナは一房ずつプラスチック袋に包装して販売されるのがスタンダードだった。バナナは一房ずつ産地で袋詰めされるので、店頭で袋詰めする手間が省け、輸送時の傷みも軽減できるなど、メリットがあった。だが、少人数世帯の増加で消費者からは「袋入りのバナナは量が多すぎて、余らせてしまう」「プラスチックごみの分別が手間」などの声が挙がっている。
バナナの量り売りは以下の要領で行う。
⑴秤に購入したい量のバナナを置く。
⑵秤の画面に重さと価格が表示されたら、プリントボタンを押す。
⑶プリントされたラベルを備え付けの専用紙袋に貼る。
⑷ラベルを貼った紙袋にバナナを入れてレジで精算する。
また、フルーツロスをゼロにし、家庭で出る生ゴミを減らしたいという消費者の課題を実現する「コンポスト企画」もあわせて実施する。これは、家庭から出るバナナなどの生ごみを原料としたコンポスト(堆肥)づくりに挑戦することで、地球資源循環を目指すプロジェクト。
「コンポスト企画」では、バナナの量り売りを含む、税込み1000円以上のレシートで応募でき、当選者にはLFCコンポストのセットがプレゼントされる。当選者は、オンラインでのコンポストのつくり方セミナーに参加し、3カ月ほどかけて堆肥づくりを行う。堆肥ができたら、家庭菜園で使用するか、指定の培土製造会社に送ると果物や野菜の苗木が送られてくる。
参加募集は 8月25日(木)~10月31日(月)の期間、LECT(広島県広島市)で行われる。当選者は10名。選考に当たってはアンケートの回答内容も考慮される。
<LFC コンポストセット>